おすすめのプロモーション
ホイアンのバインミー店主、集団食中毒後の精神的打撃
<写真:VnExpress>
ホイアンのバインミー屋「bánh mỳ Phượng」のオーナーは、外国人観光客33人を含む141人が食中毒となった事案後、精神的に深く落ち込んでいることを明らかにした。
オーナーのチュオン・ティ・フォンさん(60)は「食中毒の発生後、心から落ち込んでおり、食欲も落ちました。すべての患者が速やかに回復することを心より願っています」と気持ちを伝えた。
外国人観光客から愛されているバインミーの屋台を、フォンさんは34年間経営している。地元メディアへの取材で、フォンさんは原材料の仕入れから商品の加工、販売に至るまでの全工程を自らが管理していると語った。
フォンさんは近所のパン屋からパンを仕入れ、ホイアン市場の店で豚肉製のパテ、シュウマイ、チャーシューなどの食材とともに野菜を購入する。卵ソースの製造はスタッフが担当している。フォンさんはこの流れを34年間監督してきた。スタッフは主に野菜の洗浄や商品の販売を担当している。
保健局は、フォンさんの屋台の食品安全と衛生状態を定期的にチェックしていた。
フォンさんは「この集団食中毒事件は私にとって重大な影響を及ぼしました。誰もこんな事態を望んでいない。私はこの経験から教訓を得て、より注意深くなります」と付け加えた。
食中毒事件が発生した9月11日には、フォンさんの店で1900個以上のバインミーが売られた。フォンさんは「その日も食材やパンは厳選されたものであった」と主張している。
衛生検査官が9月13日に同店を訪れ、調理場が衛生基準を満たしていない点や、原材料と完成品を一緒に保管していた問題を指摘した。
同店では、パテ、レタス、キュウリ、バジル、タマネギ、ポークパテ、チャーシュー、シュウマイが保存されていた。これらのサンプルはニャチャンのパスツール研究所に検査のため送られた。卵ソースとパンは売り切れており、サンプルの提供ができなかった。
クアンナム省保健局は、15日に141人が頭痛、発熱、腹痛、下痢といった症状で入院したことを発表した。大部分の患者の状態は安定しており、人工呼吸器を使用している患者は確認されていない。
バインミーには、冷製の肉やコリアンダー、キュウリ、ニンジンのピクルス、ダイコンなどの野菜、フランス風のパテやマヨネーズなどの調味料が使用される。その他、チャー・ルア(ベトナム風ハム)、目玉焼き、焼き豚、肉団子などのバリエーションも存在する。
同店は国際的なメディアでも取り上げられるほどの人気店であった。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。