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航空運賃の高騰と顧客の困惑、連休に向けた航空市場の現状

2024年04月19日(金)08時00分 公開
航空運賃の高騰と顧客の困惑、連休に向けた航空市場の現状

〈写真:Tuoi tre〉

 

4月27日〜5月3日までのハノイ市からフーコックへの往復航空券が、前週と比べて150万〜200万ドン(約9100〜1万2200円)高い900万〜1000万ドン(約5万4700〜6万800円)となっており、利用客からは不満の声が上がっている。

 

4月30日の祝日と夏シーズンに向けての旅行需要が増加する中、航空会社は運航時間を延長し、ターンアラウンド時間を短縮するなどして対応しているが、航空運賃は依然として高い水準にある。

 

特にホーチミン市からニャチャン市への往復運賃が260万〜500万ドン(約1万5800〜3万400円)と高額で、空席が残っている便が多いにも関わらず、高い運賃によって多くの利用客が旅行計画に疑問を抱いている。

 

ホーチミン市在住の会社員であるチャンさんは、同市からダナン市への運賃が高額であるため、ダナン市へ旅行する計画を断念し、代わりにファンティエット市へ行くことを選択したという。

 

航空会社は機材不足が運賃高騰の一因であることを認めており、国内航空券の価格が以前のような低価格帯が少なくなると見ている。

 

航空局によると、夏のピーク時には更に機材不足が発生するリスクがある。3月末時点で、ベトナム系航空会社の航空機は213機に減少し、実際の運航機数も前年平均から40〜50機減少している。

 

特に、プラット&ホイットニーのエンジンを使用する40機以上の航空機がリコールの影響を受け、そのうち22機がエンジンを取り外している。また、バンブー航空やパシフィック航空などは機材を縮小し、大幅に減少させている状況である。

 

航空各社は機材不足に対処するため、運用効率を最大化するさまざまな策を模索している。ベトナム航空は運用時間を平均10時間を11〜12時間に延長する計画であり、ベトジェットは12〜13時間を13〜14時間に増加させる予定である。

 

また、全世界的な機材不足の中で機材のリース料が高騰しているが、ベトナム航空は最近、2〜3ヶ月間の4機の機材と乗務員を含むリースに関する提案書を潜在的な提供業者に送っている。

 

ベトナム航空局はまた、タンソンニャット国際空港とノイバイ国際空港の両空港で、祝日中の離着陸枠を増やすことを決定し、飛行機のピーク時運航数を増加させることで、夏の需要増に対応する計画である。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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