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過度のタロット占い依存、ハノイの女性が精神科治療で入院
<写真:kenh14.vn>
タロット占いに依存していたハノイ市の若い女性が精神科治療を受ける事態に陥った。女性は何をするにもタロット占いに頼り、病院での診察さえも占いの結果に基づいて決めていた。
近年、ベトナムではタロット占いが若者の間で非常に流行している。多くの若者がタロット占いによって安心感を得たり、好奇心を満たしたり、心理的な支援を受けたりしているという。
また、重要な選択をする際の指針として占いを利用する若者も少なくない。
同市のE病院精神科部長であるグエン・ヴィエット・チュン博士は、25歳の女性患者が双極性障害を患っている事例を治療した。
この患者は、すべての行動をタロット占いに依存し、診察を受ける際も占いに基づいて決断していたという。
女性は不眠に悩まされて診察を受け、双極性障害と診断されたが、処方された薬を飲まずに占いの結果のみを信じ続けた。
占いで将来に問題が生じるとの結果を知り、女性は薬を飲むのを恐れ、不安とストレスにより不眠が悪化した。
最近の猛暑の影響もあり、女性の症状はさらに悪化し、入院治療が必要となった。
チュン博士によれば、タロット占い自体が精神障害を引き起こすわけではない。
しかし、この女性のように双極性障害を持ちながらも占いに依存して治療を怠った場合、病状が悪化することがある。
双極性障害は、感情、思考、行動に影響を与える精神障害であり、躁状態と抑うつ状態を繰り返す特徴がある。
躁状態ではエネルギーの増加、過度の活動、睡眠の必要性の減少、衝動的な行動などが見られ、抑うつ状態では悲しみ、興味の喪失、疲労感、自殺念慮などが見られる。
双極性障害の治療には長期間の薬物療法が必要であり、早期の診断と治療が重要である。
チュン博士は、睡眠障害や感情の乱れを感じた場合に、早めに専門医の診察を受けることを勧めている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。