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ハノイで今年初、日本脳炎の症例を確認

2024年06月18日(火)07時00分 公開
ハノイで今年初、日本脳炎の症例を確認

<写真:thanhnien.vn>

 

ハノイ市で2024年初の日本脳炎の症例が確認され、患者は既に4回の予防接種を受けていたが発症したことが明らかになった。

 

同市の感染症監視システムによれば、6月7日〜14日までの間に日本脳炎の症例が報告されており、患者は同市フックトー郡在住の男性(12)で、2019年6月15日に最後の予防接種を受けていた。

 

患者は5月31日に高熱と頭痛の症状を示し、6月1日に首の硬直と歩行困難を伴い、6月2日に中央児童病院に入院した。

 

病院での脳脊髄液検査の結果、日本脳炎ウイルスが検出され、2024年初の日本脳炎症例となった。

 

前年同時期に日本脳炎の症例は報告されていない。

 

その他の感染症の状況として、同市では先週に前週比で8件減となる16件の水痘が報告された。

 

年初からの累計は643件で、前年同時期の1725件から減少している。一方、破傷風、髄膜炎菌、麻疹、風疹、豚連鎖球菌の症例は報告されていない。

 

同市保健局は、手足口病、百日咳、水痘、麻疹、風疹といった夏季に流行する感染症や狂犬病、豚連鎖球菌などの動物から人への感染症に対する予防策を引き続き啓発している。

 

感染症患者の早期発見と迅速な対応のため、地域社会や医療機関での監視を強化し、感染症の状況把握と症例・感染源の調査および対策を実施している。

 

また、同市保健局は保護者に対し、子供に対する定期予防接種の実施を呼びかけた。

 

日本脳炎は日本脳炎ウイルスによる急性ウイルス感染症であり、主に15歳未満の子供に発症する。

 

神経系に深刻な損傷を引き起こし、高熱、頭痛、嘔吐、精神錯乱、昏睡、痙攣、麻痺などの症状が現れ、致死率は10〜20%に及ぶ。

 

予防には定期的な予防接種が重要で、3年ごとに追加接種が推奨されており、環境衛生の維持、家屋の清潔、蚊の繁殖防止、蚊帳の使用、家畜小屋を住宅から遠ざけることなどが効果的な予防策である。

 

高熱と神経系の症状が見られた場合、直ちに医療機関での診断と治療が必要となる。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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