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デーウーホテルの所有会社、約4010億ドンの赤字を計上

2024年09月13日(金)07時00分 公開
デーウーホテルの所有会社、約4010億ドンの赤字を計上

<写真:vietnamfinance.vn>

 

ハノイ市のデーウーホテルを所有するボンセン(Bông Sen)社は、2024年上半期の業績報告で約4010億ドン(約23億2284万円)の赤字を計上した。

 

前年同期の損失額である2800億ドン(約16億2730万円)から約43%増加しており、同社は1日あたり平均で約22億ドン(約1278万円)の損失を出している計算となる。

 

この損失額は、2021年の年間損失を上回る規模である。

 

業績悪化に伴い、ボンセン社の自己資本も大きく減少した。6月末時点で、自己資本は6兆9730億ドン(約405億3436万円)から5兆2640億ドン(約305億8084万円)に減少し、約25%の縮小となった。

 

一方で、負債総額は28%増加し、8兆3700億ドン(約486億2235万円)に達しており、これは自己資本の1.6倍に上る。

 

特に注目されるのは、4兆8000億ドン(約278億9280万円)に上る社債残高であり、これは2021年10月にタンベト証券(TVSI)が引き受けた発行分である。

 

ボンセン社は過去にチャンフー通り152番地におけるオフィスビルや商業施設、サービスアパートメントを含むプロジェクトに出資するため、社債を発行した。

 

しかし、このプロジェクトは後に監査を受け、取り消しとなった。

 

ボンセン社はもともとサイゴンツーリスト傘下企業であったが、2005年1月に株式会社化された。

 

同社はその後、不動産業界での大型買収によって急成長し、サイゴン・パレスホテルやボンセンサイゴンホテルなど、ホーチミン市中心部にある多数のホテルやレストランを所有・運営している。

 

さらに、2015年にはハノイ市の象徴的な5つ星ホテルであるデーウーホテルの株式を3兆6000億ドン(約208億4400万円)で買収し、同ホテルの経営に参入した。

 

デーウーホテルはかつてハノイ市のランドマーク的存在であった。

 

また、ボンセン社は史上最大の横領事件を起こしたヴァン・ティン・ファットグループとの関連が指摘されており、同グループの会長であるチュオン・ミー・ラン氏は、同社が一族所有の企業であることを裁判で認めている。

 

ラン氏はボンセン社がデーウーホテルの93.6%の株式を保有しているとして、同ホテルを含む資産を売却して事件の損害を回復したいと述べたが、法的問題により売却は困難であるという。

 

ボンセン社はヴァン・ティン・ファットグループに関連する762の企業の1つであり、同グループを巡る一連の問題が同社の経営にも影響を与えている。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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