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ベトナムの麻薬問題、薬物使用者が若年化

2024年10月17日(木)07時00分 公開
ベトナムの麻薬問題、薬物使用者が若年化

<写真:tuoitre.vn>

 

警察当局の報告によりベトナムにおける麻薬使用の年齢が低年齢化していることが明らかになった。

 

10月15日に発表されたベトナム公安省麻薬犯罪捜査局(C04)のデータによると、初めて麻薬を使用する者の約60%が15〜25歳の若年層であり、その中には13〜15歳の者も含まれている。

 

ベトナムで特に懸念されているのは、合成麻薬使用者の精神障害や暴力的な行動が増加している点である。

 

報告によると、2024年初頭から10月までに約800人の合成麻薬使用者が精神錯乱状態となり、刑事事件を引き起こした。そのうちの4件が殺人事件であった。

 

麻薬使用の若年化が進んでいる理由の1つとして、麻薬の新しい形態が挙げられる。

 

若者の好奇心を引きつけるような色鮮やかで目を引く新世代麻薬が登場しており、電子タバコや食品、飲料に混入されるケースが増加している。

 

麻薬犯罪捜査局のグエン・ヴァン・ヴィエン局長によると、合成麻薬の長期使用は精神障害を引き起こし、行動制御が不可能になる。

 

ヴィエン局長は麻薬の影響を受けやすい若年層が、犯罪に巻き込まれるリスクが高まっていることに懸念を示している。

 

ヴィエン局長によると、学生を中心とする若者が麻薬犯罪者の標的となりやすく、多くの者が麻薬の密売や運搬、使用の組織に巻き込まれ、人生を台無しにしている。

 

また、家族や学校の十分な監督がないことが、麻薬問題に巻き込まれる一因となっているという。

 

ヴィエン局長は教育機関に対して、学生が麻薬に巻き込まれないように更なる注意を払うように呼びかけるとともに、学生自身も麻薬の危険性を認識し、断固として麻薬から距離を置くようにと強調した。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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