おすすめのプロモーション
ベトナム・ハラルへの取り組み、世界のサプライチェーンを目標

<写真:qdnd.vn>
22日にファム・ミン・チン首相は「ハラル産業の持続可能な発展に向けた国際協力の強化」というテーマで開催された「全国ハラル会議」に出席し、指導的な発言を行った。
この会議はベトナム政府がハラル分野の発展を目指して策定した戦略に基づき、初めて大規模に開催された国際的なイベントである。
外務省が主催し、科学技術省および農業農村開発省と協力して実施された。
チン首相はハラル市場の重要性を強調し、ベトナムがグローバルなハラル供給網における重要な拠点となることを目指していると述べた。
世界のハラル市場は膨大な潜在力を持ち、ベトナムはこの分野で経済的な強みを発揮し、国際的な供給チェーンの一角を担うことが可能であると指摘した。
チン首相によると、ベトナムはハラル産業を発展させるための3つの基盤を持っており、第一は安定した政治・社会環境と急成長する経済規模、そして1億人の「人口ボーナス」を活かした強力な成長基盤である。
第二はベトナムの持つ194か国との外交関係で、イスラム諸国とも良好な協力関係を築いている。
第三は地理的な利点と豊かな自然資源があり、特に農業分野ではハラル基準を満たす製品の供給が可能である。
さらに、チン首相はハラル産業を発展させるための5つの具体的な推進策を提案した。
情報共有や経験交換の強化、ハラル認証に関する協定の締結、国際的な投資とビジネスの誘致、ハラル製品の国際市場へのプロモーション、そして人々や文化の交流を通じた相互理解の促進である。
会議では科学技術省のフイン・タイン・ダット大臣も発言し、ベトナムの科学技術分野における強固な基盤を活かして、ハラル基準に合致した高品質な製品の研究開発を進めることを表明した。
また、国際的なパートナーと連携して、ハラル認証プロセスの強化に取り組む姿勢を示した。
会議に参加したインドやサウジアラビアなどの国際的なハラール機関の代表者は、ベトナムの潜在力と戦略を高く評価している。
また、ベトナムのハラル市場への参入が今後の成長にとって重要な機会であると指摘した。
特にベトナムのハラル認証機関「HALCERT」の設立は、ベトナムが信頼性の高い供給国として国際的な市場での競争力を高める大きな一歩とされた。
今回の会議はベトナムがハラル産業における国際的な協力を通じて、自国の経済発展に貢献し、さらにはグローバル市場での地位を確立するための重要なプラットフォームとなった。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。