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深刻化するホーチミンの麻疹流行、1歳の幼児が死亡

2024年12月05日(木)07時00分 公開
深刻化するホーチミンの麻疹流行、1歳の幼児が死亡

<写真:vietnamplus.vn>

 

ホーチミン市での麻疹の流行が深刻化しており、新たに1歳の幼児が麻疹による合併症で死亡したことが確認された。

 

ホーチミン市保健局によると、11月25日~12月1日における麻疹の新規患者数は319人で、過去4週間の平均と比較して58.1%増加した。

 

このうち180人が入院を必要とし、外来患者は98.6%増とほぼ倍増している。特に、10~14歳の子どもと生後6~9カ月の乳児に患者が集中しているという。

 

死亡したのは1歳の女児で、出生時から栄養不良と先天性の右肺低形成があった。

 

女児は11月20日から28日までホーチミン市第2小児病院で治療を受けたが、麻疹後の重度肺炎と敗血症が原因で命を落とした。

 

この事例はワクチン接種の重要性を改めて示している。

 

2024年の年初から12月1日までに、ホーチミン市で報告された麻疹の累計患者数は2438人に上り、うち4人が死亡した。

 

また、他省からホーチミン市の4つの小児病院に搬送された患者も増加しており、これまでに4242人が治療を受け、1人が死亡している。

 

ホーチミン市当局は6~9カ月の乳児を対象とした麻疹単独ワクチン接種キャンペーンを進めており、12月1日時点で6278回の接種が行われた。

 

さらに、1~10歳の子どもを対象にした接種も継続しており、大半の地区で目標を100%以上達成した。しかし、保健局は未接種の子どもがいないか再確認を呼びかけている。

 

麻疹以外の感染症について、ホーチミン市ではデング熱と手足口病が安定した状況にある。

 

11月25日~12月1日のデング熱患者数は659人で、過去4週間の平均から6.4%減少し、累計患者数は1万3462人となった。

 

一方、手足口病の患者数は239人で、32.7%の大幅な減少を記録した。

 

ホーチミン市保健当局は麻疹をはじめとする感染症を予防するため、保護者に対して定期的なワクチン接種の重要性を訴えている。

 

また、蚊の駆除や環境衛生の徹底、子どもへの手洗い習慣の推奨も呼びかけている。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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