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家庭ごみ分別の義務化、最大100万ドンの罰金
<写真:quangninh.gov.vn>
2025年1月1日から家庭ごみの適切な分別と収集を行わない場合、ベトナム政府の政令第45/2022号に基づき罰金が科されることとなる。
環境保護法により、都市部の家庭や個人には生活ごみを分別し、専用の袋に入れる義務が課されている。
リサイクル可能な廃棄物は、再利用や再生利用を行う組織や個人、もしくは生活ごみを収集・運搬する施設に引き渡さなければならない。
また、食品廃棄物やその他の生活ごみについては、規定された袋を使用し、適切な施設に引き渡す必要がある。
食品廃棄物に関しては、有機肥料や飼料としての再利用が推奨されている。
政令第45/2022号では、生活ごみを分別せず、または規定された袋を使用しなかった場合、50万~100万ドン(約3073〜6146円)の罰金が科されると定められている。
さらに、集合住宅や商業施設、公衆の場でのごみの不法投棄や、タバコの吸い殻を指定場所以外に廃棄した場合には、10万~15万ドン(約614〜922円)の罰金が科される。
不適切な場所での排泄行為についても15万~25万ドン(約922〜1536円)の罰金が課される。
また、歩道や道路上、都市排水システムでのごみや廃水の不法投棄、さらには河川や湖、海へのプラスチック廃棄物の投棄については、罰金が100万~200万ドン(約6146〜1万2292円)に上る可能性がある。
2022年から施行されている環境保護法であるが、家庭ごみの分別は市民に十分浸透していない現状がある。
ホーチミン市の省轄市であるトゥードゥック市の集合住宅に住むH.T.Nさんは「これまで集合住宅の管理事務所からごみ分別に関する正式な通知を受けたことがない」と述べている。
集合住宅内には再利用可能ごみ、危険廃棄物、その他の生活ごみ、食品廃棄物専用のごみ箱が設置されているが、H.T.Nさんは日常的にごみをビニール袋にまとめて集合住宅のごみ置き場に捨てているという。
政府はこの取り組みを通じ、持続可能な廃棄物管理の実現と、市民の環境意識向上を目指している。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。