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ホーチミンでGrab利用が困難、利用者から不満の声
<写真:nld.com.vn>
ホーチミン市では人気配車サービス「Grab」の利用が困難な状況が続いている。1月10日から11日にかけて、特に多くの利用者が長時間待たされる事態に直面した。
この問題に対し、Grab側はどのように対応しているのであろうか。
ホーチミン市内でのGrab利用は、中心部から周辺エリアへの移動を中心に予約の難しさが報告されており、運賃の高騰も重なって利用者の不満を招いている。
予約困難な状況を体験したグエン氏は10日午後、勤務先の1区からトゥードゥック市へ帰宅しようとした際に、約30分間アプリで車を呼び続けたが、ドライバーが見つからなかった。
最終的に徒歩で別の場所へ移動し、ようやく1kmあたり1万5000ドン(約93円)以上の運賃で車を手配するに至ったという。
同様にアイン氏もビンホームズ・セントラルパークからトゥードゥック市アンフー街区までの移動に1時間以上を要し、通常より高額な2万ドン(約124円)/kmの料金を支払った。
こうした状況はイベント開催に伴う交通制限が影響したとされるグエンフエ歩行街付近などで特に深刻であった。
また、11日になっても状況は改善されず、一部地域ではGrabの配車がほぼ利用不可の状態が続いた。
Grabの関係者によると、旧正月(テト)を控えた需要の急増と市内の交通渋滞が主な原因であるとされている。
ドライバーが乗客を迎えに行くまでの時間や移動の完了に通常より多くの時間を要している現状があるという。
Grab側はこの問題に対応するためドライバー向けのインセンティブプログラムを拡充し、より多くの配車を可能にする施策を進めている。
また、利用者向けにはプロモーションキャンペーンを展開し、サービスの利便性を向上させる取り組みを行っていることを明らかにした。
運賃の高騰については、Grabは基本料金の変更は行っていないとしつつも「動的価格制度」を適用していることを認めている。
この制度は需要と供給のバランスを反映し、特定の時間帯や地域で料金が変動する仕組みである。
運賃はドライバーの実際の移動距離や所要時間を考慮した価格設定が行われている。
Grabの配車サービスは利用者の生活に大きく関わっているため、その質の改善が今後どの程度進むのか注目される。
利用者の不満にどこまで対応できるかが、Grabの信頼性を左右する重要なポイントとなる。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。