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ダナンのホウ砂入り練り物事件、きっかけはSNS動画
<写真:doisongphapluat.com.vn>
ダナン市人民裁判所は21日、食品安全基準違反の罪で起訴されたファム・スー・ティ氏(41)と妻のヴォー・ティ・トゥイェット被告に対する裁判を開始した。
本件はダナン市の司法機関によって重点案件として扱われている。
事件の発端は2024年12月20日、ダナン市警察の食品安全検査チームがファム被告の練り物製造施設を調査した際に発覚した。
同施設では禁止物質であるホウ砂が練り物製造に使用されていたことが確認され、検査チームが違反行為を記録するとともに製品を押収した。
押収された製品は牛肉練り物518kg、豚肉練り物97kg、豚皮練り物90kgで、ホウ砂を含む練り物は122kgに及び、総額は約1億3400万ドン(約83万4348円)であった。
調査によると、ファム被告は製品の保存期間の短さと消費の滞りにより損失を防ぐ方法を模索していた。
そしてインターネットで保存期間を延ばす方法を調べ、SNSでホウ砂の使用によって弾力性や新鮮さの保持が可能であることを知ったという。
この情報を基に、ホウ砂の使用方法を解説する動画を妻と共有し、共謀して違法行為を行ったとされる。
2024年4月、ファム被告はダナン市のコン市場で身元不明の販売者から10kgのホウ砂を購入し、日常的に製造工程で使用していた。
夫妻は市場で購入した豚肉や牛肉、脂肪を下処理し、機械で挽いた後に調味料や脂肪、ホウ砂を混ぜ込む形で練り物を製造していた。
具体的には、10kgの肉に対してティースプーン1杯分のホウ砂を使用していたという。完成した製品は0.5kg単位で包装され、地元商人や直接訪れる顧客に販売された。
製品の価格は牛肉練り物が1kgあたり18万ドン(約1120円)、豚肉やその他の練り物が12万ドン(約747円)であった。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。