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ハノイ郊外で地震発生、マグニチュード2.6
<写真:congluan.vn>
ハノイ市チュオンミー郡で3日夜にマグニチュード2.6の地震が発生し、郊外の住民からは揺れを感じたとの報告が相次いだ。
ベトナム地球物理学研究所のグエン・スアン・アイン所長は、現地メディアの取材に対し、今回の地震がチュオンミー郡で発生したことを確認したと述べた。
地震は現地時間19時52分に発生し、震源地の座標は北緯20.860度、東経105.582度であった。
震源の深さは約8kmと推定されており、自然災害リスクの評価ではレベル0に分類されるという。
ベトナム地球物理学研究所の地震・津波警報センターは、引き続き状況を監視している。
地震発生当時、ハノイ市近郊のミードゥック郡ミータイン村の住民は、自宅で過ごしていた際に屋根のトタンが激しく揺れる音を聞いたという。
住民は「最初はどこかで爆発が起きたのかと思ったが、インターネットで調べて地震であると分かった」と語った。
アイン所長によれば、ハノイ市周辺には紅河・ロー川・チャイ川断層帯が存在し、過去にも地震が発生している。
歴史的には12世紀にハノイ市で震度8規模の地震が発生し、当時のバオティエン寺の石碑が2つに割れた記録が残っている。
アイン所長は「この断層帯では数百年、または500〜700年ごとに大きな地震が発生する傾向がある」と指摘する。
また、紅河断層のセグメントごとの詳細な研究を進めることで、ハノイ市の地震リスク評価を強化する必要があると提言した。
さらに、ハノイ市内の高層建築物に地震計を設置し、揺れの強さを定量的に測定することを推奨している。
加えて、ハノイ市の最新の地震データを反映した地震ハザードマップの作成を進め、各区の地震リスクシナリオを策定することが重要であるという。
これにより、耐震設計の強化や都市防災対策の策定に役立てることが可能であるとしている。
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