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テト後の消費需要は低調、生鮮食品の購買が中心

2025年02月05日(本日)07時00分 公開
テト後の消費需要は低調、生鮮食品の購買が中心

<写真:doanhnhantrevietnam.vn>

 

ベトナム財務省の報告によれば、2025年のテト(旧正月)後の消費需要は例年と比べて低調で、生鮮食品を中心とした購買にとどまっている。1月25日から2月1日にかけて全国の市場や商業施設が営業を再開し、取引は通常の状態に戻りつつあるが、消費の勢いは限定的であった。

 

ハノイ市では市場の供給量が豊富で、野菜や果物の価格は安定している。2月1日以降、市場の取引は活発になったが、菓子類や果物、花卉類の価格に大きな変動はなく、安定もしくはやや上昇する傾向を示した。

 

ハノイ市内のチョーホム市場の商人によると、青果の供給量は前年を上回り、価格も安定している。温暖な天候の影響で供給が増え、一部の野菜は値下がりしているという。生花については、2月1日時点で1月30日と比較して10~15%下落した。

 

ホーチミン市ではCo.opmart、Aeon、Lotte Mart、Mega Marketなどの主要スーパーマーケットが1月30日から営業を再開した。市場でも商人が販売を再開し、1月31日時点で卸売市場の取引量は通常の27~52%程度まで回復した。

 

生活必需品や生鮮食品の価格はゴーヤ、トマト、鶏卵、キュウリ、ホアロック産マンゴーを中心に通常価格へと戻る傾向が見られた。

 

一方、小売市場では豚肉の価格は安定していたが、水産物はやや値上がりした。野菜や果物はテト前より値下がったが、伝統市場では食料品や生鮮食品、乾物、花卉類の価格が依然として高水準を維持していた。

 

メコンデルタ地域のカントーでは、市場は通常営業に戻り、鶏、アヒル、魚といった生鮮食品の価格は5~10%程度上昇した。これは商人が開業祝いの需要に応じて価格を引き上げたためとされる。

 

テト用のギフトバスケットの販売は例年通りで、供給も安定していた。市場には品薄や極端な値上げといった異常な動きは見られなかった。

 

ダナン市、フエ市、ハイフォン市、カオバン市、バクリエウ市などの他都市でも、市場の供給と価格動向は例年通りで、テト期間を通じて大きな変動はなかった。

 

財務省は「1月31日以降、取引は徐々に通常に戻ったが、消費需要は依然として高くない。特に生鮮食品、外食、観光、娯楽、駐車場、旅客輸送といったサービス分野に需要が集中している」と指摘する。

 

市場の安定を確保するため、政府は引き続き必需品の供給状況や価格の動向を監視し、供給不足や価格高騰が発生しないように管理を強化するとしている。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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