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釣り銭トラブルで観光客を暴行、ニャチャンの露天商に行政罰
<写真:dantri.com.vn>
カインホア省ニャチャン市のロンソン寺で発生した露天商と中国人観光客の衝突に関して、当局は関与した3人のうち1人に行政処分を科した。
ニャチャン市フオンサイ区人民委員会の関係者は3日、同区公安が女性T.T.N.T氏(30)に対し、公衆秩序を乱したとして40万ドン(約2435円)の罰金を科したことを明らかにした。
ただし、T氏は現在も罰金を支払っておらず、経済的な理由で納付が困難であると述べているという。
事件は2024年12月、SNS上で拡散された動画によって発覚した。動画にはロンソン寺の境内で露天商が中国人観光客を道具で何度も叩く様子が記録されていた。
これを受け、フオンサイ区公安はT氏とT.T.N.Y氏(28)、N.T.N氏(30)の3人を事情聴取した。
捜査の結果、12月1日13時20分頃、T氏が男性1人、女性1人の中国人観光客に線香を1束1万ドン(約60円)で販売したことが明らかになった。
そして、中国人観光客が5万ドン(約305円)を支払ったため、T氏は4万ドン(約240円)をお釣りとして返した。
しかし、約15分後に中国人観光客が戻り「50万ドン(約3045円)を支払った」と主張し、追加の釣り銭を要求したという。
これを巡って口論が発生し、次第にもみ合いに発展した。周囲の人々が仲裁に入ったことで、大事には至らなかったが、地元当局は公衆秩序を乱す行為として対応を決定した。
12月5日、フオンサイ区人民委員会は区公安に対し、3人の露天商に対する厳正な処分を指示した。
さらに、観光客への押し売り行為や執拗な勧誘を禁止する政府令に基づき、必要な証拠収集を進めるように求めた。
当局は処分がT氏のみに限られた理由について「動画ではY氏とN氏が背後から撮影されており、関与の明確な証拠が不足している」と説明した。
フオンサイ区人民委員会は事件を受け、観光ガイドに対して「ロンソン寺訪問時には観光客に露天商からの購入を控えるように注意喚起する必要がある」と要請している。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。