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ニャチャンで釣り銭トラブル、外国人観光客と露天商が大喧嘩
<写真:dantri.com.vn>
ベトナム中部の観光地であるカインホア省のニャチャン市で、中国人観光客との口論や衝突を引き起こした地元の露天商3人が警察によって事情聴取された。
12月8日、ニャチャン市人民委員会のルー・タイン・ニャン副委員長は、同市フォンザイ区の警察が、ロンソン寺で観光客とのトラブルを起こした3人の露天商を召喚し、事件の詳細を調査していることを明らかにした。
召喚された3人の女性はT.T.N.T(30)とT.T.N.Y(28)、N.T.N(30)で、いずれもニャチャン市在住である。3人はロンソン寺周辺で線香や扇子を販売していた。
問題となった事件は、12月1日午後1時20分頃に発生したもので、Tは中国人観光客2人に線香1束を1万ドン(約59円)で販売した際に5万ドン(約295円)札を受け取り、お釣りとして4万ドン(約236円)を返したと主張している。
しかし、観光客側は50万ドン(約2953円)札を渡したと主張し、追加のお釣りを求めた。
この金額の相違を巡って両者が口論となり、最終的には身体的な衝突に発展し、現場に居合わせた地元住民がこれを制止した。
事件の様子は20秒ほどの動画に記録されており、SNSで拡散された。
これを受け、警察が調査を開始したが、被害者である観光客が特定できておらず、露天商側の違法行為を断定するには至っていない。
フォンザイ区人民委員会は迅速な証拠収集と法に基づく厳正な対応を指示している。
また、観光客への強引な販売行為や押し売り行為に対して、再発防止策を講じる方針を明らかにした。
同区人民委員会の副委員長であるチャン・ティ・トゥー氏は、ロンソン寺周辺での無許可販売を根絶するため、重点監視地点を設置し、地元住民にも協力を呼びかける方針を表明した。
また、露天商に対しては、社会政策銀行を通じた融資制度を活用し、合法的なビジネスへの転換を支援するとしている。
観光業が発展するニャチャン市では、こうしたトラブルが地域イメージに悪影響を及ぼすことが懸念されており、持続可能な観光地運営のための改善が急務となっている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。