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カニ捕りで宝くじが破損、40億ドンの受け取りが不可

2025年02月06日(本日)07時00分 公開
カニ捕りで宝くじが破損、40億ドンの受け取りが不可

<写真:VnExpress>

 

ベトナム南部のチャヴィン省で、宝くじの当選券2枚が破損していたため、賞金の支払いが拒否される事態が発生した。

 

これらの宝くじは、2月1日にタック・カー・マウ氏(40)が購入した10枚のうちの2枚で、それぞれ20億ドン(約1230万円)、合計40億ドン(約2460万円)の特別賞に当選していた。

 

しかし、発行元であるハウザン省宝くじ社は「券が著しく損傷しており、識別が不可能である」として、当選金の支払いを拒否した。

 

マウ氏は購入した10枚のうち8枚を家族や親戚に譲り、自身は2枚を手元に残していた。

 

しかし、マウ氏はズボンのポケットに宝くじを入れたまま水辺にカニを捕まえに行ったため、宝くじが濡れて破れ、判別が難しい状態になった。

 

その後、マウ氏の親族の1人が当選を確認し、譲った8枚すべてが1枚あたり20億ドン(約1230万円)の特別賞に当選していたことが判明した。

 

賞金は所得税の10%を控除した後、1枚あたり18億ドン(約1104万3000円)となった。

 

一方、マウ氏自身が保持していた2枚については、最終的に当選こそ確認されたが、損傷が激しく、完全な数字の識別が困難であった。

 

そのため、ハウザン省宝くじ会社は「原型を留めておらず、控えとの照合が不可能であるため、規定に基づき支払いは認められない」と説明し、当選金の支払いを拒否した。

 

チャヴィン市内の宝くじ販売代理店はマウ氏に対し、破損した券をそのまま保管して救済措置を求めるように助言している。

 

同代理店によれば、過去には破れた宝くじでも当選が認められたケースがあり、2024年には10枚に分断された当選券が救済された例もある。

 

しかし、今回のケースでは損傷が極めて激しく、救済が認められる可能性は低いとみられている。

 

マウ氏は水辺でカニを捕獲する仕事をしており、生活は決して裕福ではない。今回の件で当選金を受け取れず、精神的に大きなショックを受けたという。

 

しかし、特別賞に当選した親族らがマウ氏を支援し、1億ドン〜3億5000万ドン(約61万3500〜214万7250円)ずつ分け与えた結果、最終的に約10億ドン(約613万5000円)を受け取った。

 

ハウザン省宝くじ会社のレ・ヴァン・タン社長は「規定に従い、完全な形の当選券のみが賞金の支払い対象となる」と述べ、マウ氏に同情しつつも救済措置には応じられないとの立場を示した。

 

今回の事例は宝くじの取り扱いに関する注意喚起となり、今後も類似のケースが発生した場合の対応が議論される可能性がある。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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