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東南アジアで急成長する観光地、フーコック島がトップ5に選出
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<写真:cand.com.vn>
ベトナムのフーコック島が米国の旅行専門サイト「Travel Off Path」による「東南アジアで最も成長する観光地トップ5」に選ばれた。
ベトナムから唯一の選出となり、フーコック島の急成長を示すさまざまな指標が高く評価された結果である。
インドの航空情報サイト「Aviation A2Z」によると、東南アジアの航空市場は過去最高の成長を遂げ、多くの空港で国際線の輸送能力が急増している。
特にフーコック島の成長は顕著であり、2025年1月のフーコック国際空港の旅客数は前年同期比185.2%増を記録し、東南アジアの主要空港の中で最も高い成長率を示した。
この急成長の背景には、ビザ免除政策の導入や航空会社の路線拡大・増便といった施策があると考えられる。
また、2024年の国際観光客数においてもフーコック島が大きく貢献し、ベトナムはシンガポールを上回り、東南アジアで3番目に多くの外国人観光客を受け入れた国となった。
「Travel Off Path」は、フーコック島について「かつてはあまり知られていなかったが、現在では観光客の心を鷲掴みにした」と評価している。
特に、高級リゾートが手頃な価格で楽しめる点や、白砂のビーチ、ヤシの木が生い茂る美しい景観、活気あるナイトマーケット、充実したエンターテイメント施設などが観光客を惹きつけている。
南部のホントム島へと続く世界最長の三線式ケーブルカーは、海と島々を一望可能な人気の観光アトラクションである。
さらに、海中散歩体験、毎晩2回開催されるユニークな花火ショー、CNNも絶賛した「カウ・ホン(Cầu Hôn)」と呼ばれる非接触設計の橋など、ここでしか味わえない体験が訪問客を魅了している。
2024年、フーコック島は多くの国際メディアで取り上げられ、観光地としての認知度を大きく高めた。
「Travel+Leisure」の「世界で最も美しい島ランキング」ではモルディブに次ぐ2位に選ばれ、「Con dé Nast Traveller」の「2025年版世界最高の島ランキング」にも名を連ねた。
また、旅行コストの面でも注目されている。「Travel+Leisure」によると、フーコック島での3日間の滞在費は、シンガポールやタイのコ・サムイと比較して3分の1から4分の1程度に抑えられる。
このコストパフォーマンスの高さが、観光客増加の大きな要因となっている。
さらに、フーコック島は2027年に「アジア太平洋経済協力会議(APEC)」の開催地に決定した。
これはベトナムの国際的な地位を高めるだけではなく、フーコック島が観光・経済・サービスの中心地として成長する契機となるであろう。
フーコック島は自然環境の魅力、政府の支援、観光インフラの充実という三位一体の成長要因により、東南アジアの主要観光地としての地位を確立しつつある。
今後も国際的な評価を高めながら、持続可能な観光開発を進めることが求められる。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。