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ハノイの鉄道ストリート、カフェ店主が外国人客とトラブル

<写真:thanhnien.mediacdn.vn>
ハノイ旧市街の人気観光スポットであるトレインストリートで、外国人観光客5人がカフェの店主から強引に押し出される出来事が発生した。
観光客が飲食を注文しなかったことが原因とされており、現場にいた他の人々も困惑する状況となった。
事件は2月10日正午頃、ハノイ市ホアンキエム区ハンボン街区のトレインストリートで発生した。
あるベトナム人観光客が、カフェの店主が外国人観光客に対して声を荒げ、物理的に押し出す様子を目撃し、その様子を撮影してSNSに投稿した。
映像には5人の外国人観光客が列車の通過を待つために路地の入り口に立っていたところ、カフェの店主が大声で怒鳴りながら体を押して移動を強要する姿が映し出されていた。
数分後に3人がその場を離れたが、依然として2人の外国人観光客が残っていた。そのため、店主がさらに圧力をかけ、道をふさぐようにビールケースを並べるなどの行動を取った。
周囲の客が席に座るように提案したが、店主はこれを拒否したという。列車の警笛が聞こえる中でも店主は観光客を押し続け、周囲の人々も不快感を示していた。
この出来事はわずか10分間であったが、ハノイ市の観光イメージを損なうには十分であったという。
その後、14日にハンボン街区人民委員会は問題のカフェ店主であるグエン・ティ・グエット氏を呼び出し、事情を聴取を行った。
グエット氏は自身の行為が不適切であったことを認め、今後同様の行為を繰り返さないと誓約し、当局は鉄道安全規則違反の行政処分を科した。
トレインストリートは線路沿いに多くのカフェが立ち並び、列車の通過を間近で見られるスポットとして観光客に人気がある。
2019年に当局が安全上の理由から営業禁止を決定した。しかし、トレインストリートには多くの裏道が存在し、規制をすり抜けて観光客が訪れる状況が続いている。
当局は違反行為を防ぐために警備員を配置し観光客の立ち入りを制限しているが、一部の店舗は「親戚や知人を招いた」と説明して観光客を誘導するなど、規制の徹底が難しいのが現状である。
トレインストリート自体は口コミサイトでも高評価を得ているが、一部のカフェ店主の対応については「不快」といった口コミも見受けられる。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。