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ミルクティー市場が活況、1日の支出は3200億ドン超

2025年03月20日(木)07時00分 公開
ミルクティー市場が活況、1日の支出は3200億ドン超

<写真:dantri.com.vn>

 

2024年にベトナム国内におけるカフェやタピオカミルクティーの消費が大きく拡大した。

 

iPOSが実施した調査によれば、全国4000以上の飲食店舗および約4500人の消費者を対象とした結果、18.2%の回答者が「毎日外でコーヒーやタピオカミルクティーを飲む」と回答している。

 

これは前年から12ポイントの増加に相当する。

 

さらに、週3〜4回以上の頻度でカフェなどを利用する層は全体の51%に達しており、前年の数値から倍増する形となった。

 

消費者の支出額に関しては、2万1000〜3万5000ドン(約123〜205円)の価格帯が約40%を占めており、依然として主流をなしている。

 

一方、3万5000〜5万ドン(約205〜239円)の価格帯を選ぶ層は47.7%から31.5%へと大きく減少した。

 

このような傾向の背景には、カフェをリモートワークや学習、ビジネスの打ち合わせといった多目的に利用する流れが再び強まっていることがある。

 

調査報告書では、パンデミック以降に停滞していた都市生活のリズムが回復しつつある点が、需要拡大の要因として指摘されている。

 

また、カフェ文化の定着や中間層の拡大といった社会構造の変化も、飲料業界の継続的な成長を支える原動力となっている。

 

ベトナムにおける2024年の飲食(F&B)業界全体の市場規模は約688兆8000億ドン(約4兆306億円)に達し、前年比で16.6%の成長を記録した。

 

中でも飲料部門は118兆2620億ドン(約6914億3070万円)となり、2018年以降で最高の伸び率を示した。業界全体の1日あたりの平均収益は3240億ドン(約1億8950万円)を超えており、市場の活況ぶりがうかがえる。

 

一方で、業界が直面する課題も明らかとなっている。コスト上昇が利益を圧迫する中、材料費が原価の30%以上を占めると答えた企業は44.8%に上り、約半数の企業49.2%が価格引き上げを検討している。

 

しかし、消費者の節約志向が根強いため、価格を据え置く方針を取る企業も多く、その割合は50.8%に達している。


顧客離れを避ける姿勢が業界全体に広がっており、価格戦略の見直しが今後の成長における重要な鍵となる。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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