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石破茂首相、ベトナムを公式訪問

<写真:vietnam.vn>
ベトナム外務省の発表によれば、日本の石破茂首相が4月27日から29日にかけてベトナムを公式訪問する。
今回の東南アジア歴訪ではフィリピンとベトナムの2カ国が対象とされ、4日間の訪問日程のうち3日間をベトナムに充てる。
訪問に先立ち、内閣官房長官の林芳正氏は、東南アジア地域が世界経済の成長を牽引する存在であり、戦略的に重要な地域であると述べた。
そのうえで、今回の訪問が「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた日本の外交戦略の一環であることを強調した。
また、石破首相が経済および安全保障の分野での協力を一層強化する意向を持っていることにも触れた。
日本の伊藤直樹駐ベトナム大使によれば、通常5月から6月にかけて日本の国会が長期会期に入るため、首相の外遊は難しい状況である。
その中で石破首相がベトナムを最優先の訪問国として選択したことは、同国の戦略的価値を如実に示している。
今回の訪問を通じて、石破首相とベトナムのファム・ミン・チン首相をはじめとする指導層との個人的信頼関係の構築が期待されている。
石破首相はすでに国家主席のルオン・クオン氏や国会議長のチャン・タイン・マン氏とは面会を果たしているが、共産党中央委員会書記長のトー・ラム氏とは今回が初めての対面となる。
日本政府はデジタル化、グリーントランスフォーメーション、半導体、人材育成といった、ベトナムが国家発展において重視する分野において協力を強化する方針である。
今回の訪問を通じて、両国間の包括的戦略的パートナーシップのさらなる深化を目指している。
日越関係は近年著しく発展しており、日本の対ベトナム累計投資額は777億ドル(約11兆1500億円)に達し、二国間貿易額はおよそ500億ドル(約7兆1780億円)と堅調に推移している。
伊藤大使は「日本は今後もベトナムの最良のパートナーであり続け、アジアと世界の平和と繁栄に貢献したい」と述べ、両国関係の一層の発展に対する強い期待を示した。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。