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ロシア直行便が3年ぶりに再開、初便の搭乗率は100%

<写真:thanhnien.vn>
ベトナム航空は5月8日、ハノイ市とロシア・モスクワを結ぶ直行便の運航を約3年ぶりに再開した。
新型コロナウイルスの影響および国際情勢の不安定化により運休していたが、観光需要の回復を背景に再開が決定されたものである。
初便となるフライトVN63は、同日午前9時45分にノイバイ国際空港を出発し、モスクワ・シェレメチェボ国際空港に現地時間15時40分に到着した。
搭乗率は100%に達し、計254人が利用した。
現在、同路線は火曜と木曜の週2便体制で運航されており、使用機材はボーイング787-9型機である。2026年7月からは週3便への増便が予定されている。
モスクワへの渡航には、カタール航空(ドーハ経由)、中国東方航空(上海経由)、中国国際航空(北京経由)などの乗継便も存在している。
往復料金は時期により800万〜1500万ドン(約4万4900〜8万4180円)の範囲で推移している。なお、ホーチミン市からの直行便はなく、ハノイ市などを経由する必要がある。
ロシアは長年にわたってベトナム観光業にとって重要な市場となっている。
2024年にはロシアからの訪問者数が前年比約85%増の23万2000人に達し、2025年初頭の2カ月間に限っても約8万人が訪れ、前年同期比で3倍以上となった。
一方で、ロシアもベトナム人観光客にとって人気の目的地である。
現在、ベトナム政府はロシア国民に対し45日間のビザ免除措置を実施しており、ロシア側も電子ビザの導入により、申請から4営業日で取得可能とするなど、相互の往来を後押ししている。
観光業界ではロシア人観光客の誘致をさらに強化しており、3月にはアズール・エアーのチャーター便がイルクーツクからカムラン国際空港に到着し、ニャチャンには231人の観光客が訪れた。
これは2022年3月以来、初のチャーター便であり、現在は同路線の運航が活発化している。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。