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タイ観光業界、ベトナムの急成長に警戒感
2025年05月12日(本日)07時00分 公開

<写真:dantri.com.vn>
タイの観光業界において、急速に国際観光客数を伸ばすベトナムへの警戒感が高まっている。
3月にベトナムを訪れた外国人観光客は約200万人に達し、パンデミック前と比べて約50%の増加を記録した。
一方で、同月のタイの訪問者数は2019年比20%減の270万人にとどまり、回復の鈍化が明らかとなっている。
チョンブリー観光協会のタネット・スポーンサハスルンシ会長によれば、今後2〜3年以内にベトナムが国際観光客数においてタイを上回る可能性がある。
ベトナムは2025年に外国人観光客2300万人の受け入れを目標として掲げているのに対し、タイ財務省は観光客数予測を引き下げて3650万人と設定した。
ベトナムが注目される要因としては、物価の安さに加え、新たな観光施設の整備、国際空港と観光地との距離の近さなどが挙げられる。
特にロシア市場においては航空券の割引提供などを通じて、タイのプーケットからベトナムのニャチャン市への旅行需要のシフトが見られる。
また、ホーチミン市のナイトライフは、バンコクのカオサン通りに匹敵するほどの競争力を持ちつつある。
一方でタイは、観光インフラの整備や新たな観光商品の開発に遅れをとっており、依然として既存の観光資源への依存が続いている。
こうした中、観光業界は中国人観光客の誘致に力を入れており、タイ旅行業協会(ATTA)は政府と観光庁に対し3億2000万バーツ(約14億円)の支援を要請した。
この支援を通じて中国人観光客15万人の呼び込みを図り、83億バーツ(約363億円)の経済効果を期待している。
観光業界関係者は政府による積極的かつ戦略的な取り組みと、観光客の安全確保を目的とした対策の強化が急務であると訴えている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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