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ルオン元国家主席が逝去、24日と25日に国葬

<写真:dantri.com.vn>
ベトナム社会主義共和国のチャン・ドゥック・ルオン元国家主席が、5月20日午後10時51分に自宅にて逝去した。享年88であった。
ベトナム政府はルオン元国家主席の逝去を受け、5月24日から25日にかけて国葬を実施することを発表した。
この期間中、政府機関および公共施設では半旗が掲げられ、すべての娯楽およびレジャー活動が停止される。
ルオン元国家主席の遺体は、ハノイ市チャン・タン・トン通り5番地に位置する国家葬儀場に安置され、24日午前7時から翌25日午前7時まで弔問を受け付ける予定である。
告別式は25日午前7時に執り行われ、同日午後3時には、ルオン元国家主席の故郷であるクアンガイ省ドゥックフォー市フォーカイン郡の墓地にて埋葬が行われる運びとなっている。
これと同時に、ホーチミン市の統一会堂およびクアンガイ省軍司令部T50講堂においても、弔問および告別式が実施される予定である。
葬儀委員会はルオン・クオン国家主席を委員長とし、総勢34人で構成されている。
委員にはファム・ミン・チン首相、チャン・タイン・マン国会議長、チャン・カム・トゥ常務書記らが名を連ねる。
また、葬儀運営委員会の委員長はグエン・ホア・ビン副首相が務める。
ルオン元国家主席は1937年5月5日、フーカイン村に生を受けた。
若き日に地質学者としての道を歩み始め、ソ連との共同研究に携わりながら北部ベトナムの地質図作成に貢献するなど、科学技術分野において顕著な実績を残した。
その功績が認められ、2005年には国家的な栄誉であるホー・チ・ミン賞を受賞している。
政界においても輝かしい経歴を誇り、第8期共産党中央政治局常務委員、第9期政治局員を歴任した。
1987年から1992年にかけては副首相に相当する閣僚評議会副議長を務め、以降、副首相を経て、1997年9月から2006年6月まで国家主席の任に就いた。
国家主席在任中は経済の発展と国際関係の拡充を積極的に推進した。
退任後も党と国家への忠誠を貫いた功績が高く評価され、2007年にはベトナム最高勲章である金星勲章が授与された。
さらに、2025年2月には党員歴65年を記念し、65年党員徽章が贈られている。
葬儀の日程については、追って正式に発表される予定である。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。