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ベトナムの二人っ子政策、法改正で正式撤廃
2025年06月05日(木)07時00分 公開

<写真:nguoiquansat.vn>
ベトナム国会常務委員会は6月3日、人口条例第10条を改正する法令を全会一致で可決し、同日より施行した。
これにより、各家庭に子どもは2人までと定めていた従来の規定が正式に撤廃された。
今回の法改正により夫婦は子どもの出生時期、人数、出産間隔について自由に決定することが可能になった。
判断は年齢、健康状態、教育・労働環境、収入、育児能力といった個別の事情に基づいて行われるものとされ、「1人または2人まで」としていた旧来の制限は完全に廃止された。
ダオ・ホン・ラン保健相は「地域間の出生率の偏りや特定層での過度な低下に対応することが改正の主な目的である」と説明している。
さらに、出生率の持続的な低下は将来的に経済、社会、安全保障、さらには国防に至るまで、さまざまな分野に悪影響を及ぼす可能性があると警鐘を鳴らした。
一方、国会社会文化委員会のグエン・ダク・ヴィン委員長は、今回の法令改正を「暫定的な対応」と位置づけ、より包括的かつ持続可能な人口政策の策定が急務であると訴えた。
特に、人口動態の変化に長期的に対応するためには、人口法の早期整備が不可欠であると強調した。
統計総局の発表によれば、ベトナムの合計特殊出生率(TFR)は2023年に1.96、2024年には1.91と2年連続で低下し、過去最低を更新した。
この傾向が続いた場合、加速する高齢化、人口規模の縮小、労働力の不足といった構造的な問題に直面することが懸念されている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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