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ベトナム産低排出ブランド米、日本へ500トンを初輸出

2025年06月09日(昨日)07時00分 公開
ベトナム産低排出ブランド米、日本へ500トンを初輸出

<写真:laodong.vn>

 

ベトナム南部のカントー市において、6月5日にベトナム産低排出グリーン米の出荷式が行われ、500トンが正式に日本向けに出荷された。

 

ベトナム産の低排出ブランド米が日本に輸出されたのはこれが初めてである。

 

本輸出は、メコンデルタ地域における高品質かつ低排出な稲作の推進を目指す「100万ヘクタールプロジェクト」に基づく取り組みの一環であり、同ブランド米としての輸出はこれが初めての事例となる。

 

出荷された米はキエンザン省で生産されたジャポニカ種であり、輸出価格は1トンあたり820ドル(約11万7900円)に設定されている。

 

事業を担うベトナム稲作業界協会(VIETRISA)によれば、現時点で7社が同ブランドの使用認証を取得しており、今後の総供給量は1万9200トンに達する見通しである。

 

出荷式には農業環境副大臣であるチャン・タン・ナム氏も出席し、持続可能な農業への移行を進める農家や関係者の取り組みに対し称賛の意を表した。

 

ナム氏は「日本市場への初輸出は世界基準に則った持続可能な農業の第一歩である」と述べている。

 

さらに、元農業農村開発相であり現在は国会副議長を務めるレ・ミン・ホアン氏も祝辞を寄せた。

 

「今回の輸出は単なる貿易取引にとどまらず、環境保護や将来世代への配慮といった新たな価値観を体現するものである」と強調した。

 

このたびのブランド米輸出は、ベトナムが単なる米輸出大国にとどまらず、持続可能な農業の模範国として国際的な地位を確立することを目指す象徴的な動きである。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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