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ダクノン産マンゴーが暴落、1kg1000ドン台で農家が悲痛

2025年06月11日(昨日)07時00分 公開
ダクノン産マンゴーが暴落、1kg1000ドン台で農家が悲痛

<写真:tuoitre.vn>

 

ベトナム中部高原に位置するダクノン省ダクミル郡ダクガン村では、約1000haに及ぶマンゴー農園が収穫期を迎えている。

 

しかし、市場価格の急落により、多くの農家が収穫を断念しているのが現状である。

 

現在、同地域のマンゴーは1kgあたり1000〜3000ドン(約5.56〜16.69円)と、過去10年間で最低水準の価格となっている。

 

農家の証言によれば、収穫や出荷にかかる費用を考慮すると、販売しても赤字となる場合が大半である。

 

ダクガン村の農家であるレ・ホン・チュン氏(70)は「2025年の収穫量が4トンに達したにもかかわらず、得られた収益は500万ドン(約2万7820円)未満であった」と悲しそうに語った。

 

一方で、果実保護用の袋にかかった費用だけで600万ドン(約3万3384円)を超えており、農薬や肥料、人件費を含めると損失はさらに膨らむ。

 

同じくダクガン村のレ・ティ・ヴァン氏も、3haの農地に約1億ドン(約55万6400円)を投資したが、販売できたのはジュース用のマンゴー2トンのみであった。

 

価格は1kgあたり1700ドン(約9.46円)、美しい完熟品でさえ1000〜2000ドン(約5.6〜11.1円)にしかならず、採算が取れない状況にある。

 

今回の価格暴落の背景には、販売ルートの不備や加工業者との連携不足といった構造的な問題が存在する。

 

地元の農民団体によれば、現在500〜700トンのマンゴーが売れ残っており、廃棄の危機に直面しているという。

 

ダクガン村農民協会のホアン・ドゥック・ラム会長は「これまでマンゴーは地域の主力作物であり、多くの農家にとって重要な収入源であった。

 

しかし、2025年の価格崩壊により、その価値が急激に損なわれつつある」と述べ、状況の深刻さを訴えた。

 

今後は、販路の多様化や加工業者との連携強化など、根本的な対策が早急に求められる。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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