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公共空間における騒音問題、携帯スピーカー使用への苦情続出
2025年07月03日(本日)07時00分 公開

<写真:tuoitre.vn>
ベトナムでは、スマートフォンや携帯スピーカーを最大音量で使用する行為が公共の場で頻発しており、住民からの苦情が相次いでいるという。
バスやオフィス、エレベーターといった共有空間において、周囲への配慮を欠いた音声や音楽の再生が問題視されている状況である。
たとえば、長距離バス移動中に大音量で動画通話を行う乗客や、職場内で音楽を流し続ける社員の存在が報告されており、他の利用者の集中や安静を妨げている。
一定の利用者はマナーを守り、音量を下げたりヘッドホンを使用したりする一方で、多くは配慮を欠いた行動に終始しているとされる。
2023年に社会学研究所が実施した調査では、回答者の72%が公共空間における騒音に不快感を覚えたと答えている。
世界保健機関(WHO)も、騒音が睡眠障害や高血圧、心疾患のリスクを高めるとして、生活の質に深刻な悪影響を及ぼすことを警告している。
また、2022年にベトナム文化・スポーツ・観光省が公表した報告によれば、公共空間での大音量使用は、ごみのポイ捨てや禁止区域での喫煙に次いで、重大な迷惑行為として挙げられている。
さらに、ホーチミン市の通報窓口「1022」には、2024年1月から11月までに約6万4000件の苦情が寄せられ、そのうち18%が都市騒音に関するものであった。
市民の間では「ヘッドホンの使用や音量調整といった小さな配慮だけでも、公共空間の快適さは大きく向上する」との声が広がっている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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