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ハイランズコーヒー、初のドライブスルー店舗を開設

2025年07月07日(本日)07時00分 公開
ハイランズコーヒー、初のドライブスルー店舗を開設

<写真:thitruong.nld.com.vn>

 

ベトナム最大のカフェチェーンであるハイランズコーヒーは、ホーチミン市において初となるドライブスルー型店舗を開設した。

 

新店舗は注文から受け取りまでを約3分で完了させる迅速なサービスを提供しており、利便性の向上を通じてブランド価値の強化を図っている。

 

これに先立ち、同社は4月に新たな焙煎工場の稼働も開始しており、生産および運営体制の強化が着実に進められている。

 

創業者で最高経営責任者(CEO)のデービッド・タイ氏は、IPO(新規株式公開)についての具体的な言及を避けたが、新たな業態の導入と生産基盤の整備は「ベトナムの高品質なコーヒーを世界に広めると同時に、世界の良質な要素をベトナムに取り込む」ための戦略の一環であると述べている。

 

ドライブスルー形式はベトナム国内でも徐々に浸透しつつあり、特にバイクの利用が主流である都市部においては、気軽に商品を持ち帰ることが可能なサービス形態として高い支持を得ている。

 

ハイランズコーヒーは2013年にセルフサービス方式を導入するなど、以前から効率的な運営を先取りしてきた実績がある。

 

今回の新店舗モデルは、店内利用と車両利用の双方に対応しており、決済手段も現金とオンラインの両方に対応している。

 

運営責任者のモジタバ・アクバリ氏は「ベトナム人にとって馴染みのある生活習慣を、現代的な店舗構造に融合させることが狙いである」と語っている。

 

ハイランズコーヒーは現在、国内で900店舗超を展開しており、フィリピンにも約50店舗を構えている。

 

2024年には売上高約4兆6000億ドン(約253億7820万円)、EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)で1兆ドン(約55億1700万円)を超える業績を記録した。

 

2025年中には1000店舗体制の確立を目指しており、将来的には世界で1万店舗規模への拡大も視野に入れている。

 

一方で、ベトナムは世界最大のロブスタ種コーヒー生産国であり、2025年上半期におけるコーヒー輸出額は55億ドル(7947億5000万円)に達し、前年同期比で倍増した。

 

農業・環境省は通年で75億ドル(約1兆837億円)を超えると予想しており、特に米国市場におけるインスタントコーヒーやスペシャルティコーヒーの需要拡大が、この成長を後押ししている。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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