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好調なベトナム観光、国際観光客が1070万人を突破

<写真:baothainguyen.vn>
ベトナム統計総局の発表によれば、2025年上半期にベトナムを訪れた国際観光客数が1070万人を超え、前年同期比で約21%の増加を記録した。
新型コロナウイルス流行前の2019年と比較しても約26%の伸びとなっており、観光業の本格的な回復傾向が鮮明となっている。
6月単月では146万人が訪越し、前月からはやや減少したが、前年同月比では17%を超える増加となった。
入国手段の内訳を見ると、航空機利用が依然として主流であり、全体の約910万人が空路で入国した。陸路は約140万人、海路での入国はごくわずかにとどまった。
政府は年間で2200万〜2300万の外国人観光客受け入れを目標としており、今回の上半期の実績はその約49%に相当する。
今後は観光需要が最も高まる10月〜12月のハイシーズンを控え、目標達成への動向が注視されている。
訪問者の国籍別では引き続き東北アジア地域が最大の市場となっており、全体の約60%を占めた。
中でも中国からの訪問者が270万人を超え最多となり、次いで韓国が220万人以上と続いた。
観光関連の収入も堅調に推移しており、宿泊・飲食サービスの売上高は上半期で約409兆5000億ドン(約2兆2645億3500万円)に達した。
特にダナン市が前年比18.5%増、ホーチミン市が16.9%増、ハノイ市が13%増、ハイフォン市が12.5%増などの主要都市で顕著な伸びが見られた。
世界観光機関(UN Tourism)が5月に発表した報告書によれば、2025年第1四半期におけるベトナムの国際観光客増加率はアジア太平洋地域で首位となり、2019年比での回復率は34%で世界第2位にランクされた。
また、観光収入の増加率では2024年比29%増を記録し、世界第4位に位置づけられている。
ベトナム政府は引き続き地方自治体と連携し、観光促進策の強化や新たな観光形態の開発に注力しており、今後も持続的な成長が期待される。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。