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ベトナムの国際観光客数、伸び率で世界6位

<写真:hcmcpv.org.vn>
国連世界観光機関(UN Tourism)が2025年5月に発表した最新の「世界観光バロメーター」によれば、ベトナムは2025年第1四半期における国際観光客数の伸び率で前年同期比30%増を記録し、世界第6位、アジア太平洋地域では首位に立った。
ベトナム統計総局の発表によると、同四半期にベトナムを訪れた外国人観光客数は過去最多の600万人に達した。
5月末時点では累計920万人に上り、前年同期比で21%、2019年比でも15%の増加となっている。
さらに、2019年比での回復率は34%増となり、世界第2位を記録した。観光収入においても、同期間で29%の増加率を示し、世界第4位にランクインした。
これらの数値は、ベトナムがパンデミック後の観光業回復において世界的に成功を収めていることを示している。
UN Tourismによると、2025年第1四半期の世界全体の国際観光客数は3億人を突破し、前年同期比5%増、2019年比では3%の増加であった。
地域別では、アジア太平洋地域が12%増と最も高い伸びを示し、欧州(2%増)、アフリカ(9%増)、アメリカ(2%増)、中東(1%増)を上回った。
国別ランキングにおいて、ベトナムはパラグアイ、ブラジル、チリ、ガンビア、イスラエルに次ぐ世界第6位となり、アジア太平洋地域では日本、パラオ、モンゴル、イラン、スリランカなどを抑えて首位となった。
観光業全体としては、2024年の観光総収入が過去最高の1兆7000億ドル(約252兆5860億円)に達し、1人当たりの平均旅行支出も1170ドル(約17万3839円)と、パンデミック前の1000ドル(約14万8580円)を上回る水準にまで回復している。
ベトナム観光総局は、この急成長の背景として、政府によるビザ政策の緩和、観光振興策の積極的な推進、多様な観光商品の開発などを挙げている。
依然として回復途上にあるアジア太平洋地域の中で、ベトナムは際立った成果を示し、今後のさらなる成長が期待されている。
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