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ホーチミンへの海外送金、上半期は52億ドル超に到達

<写真:dantri.com.vn>
2025年上半期におけるホーチミン市への海外からの送金額が52億3000万ドル(約7779億円)に達し、前年同期比でわずかに増加した。
全体の中で、アジアからの送金が依然として主力を占めている。
特に第2四半期の送金額は28億2000万ドル(約4195億円)に達し、第1四半期比で16.9%、前年同期比で22.1%の増加を記録した。
金融機関や経済組織を通じた送金が伸びたことが、この増加の背景にある。
ベトナム国家銀行によれば、第2四半期の送金流入は近年で最も高い水準となっており、特に金融機関経由の送金が顕著に増加した。
地域別の送金動向を見ると、アフリカからの送金が前年同期比で130.8%増と最も高い伸びを示した。
欧州からは16%、アメリカ大陸からは11.9%、オセアニアからは8.9%の増加が見られた。
アジアは依然として最大の送金元地域であり、日本、韓国、台湾に出稼ぎ中のベトナム人労働者からの送金が中心となっている。
安定した送金の増加がホーチミン市内の消費拡大、投資の促進、外貨供給の安定化に寄与しており、地域経済の回復を力強く後押ししているという。
加えて、バリア=ブンタウ省、ビンズオン省、ドンナイ省、ビンフオック省でも、2025年6月末時点で合計1億2750万ドル(約189億6498万円)を超える送金が記録された。
中でもビンズオン省は5320万ドル(約79億1323万円)と最も多かった。
なお、2024年通年のホーチミン市への送金額は96億ドル(約1兆4729億円)に達し、前年から1億4000万ドル(約208億2430万円)の増加となった。
このうちアジア地域からの送金は全体の53.8%を占め、前年に比べて24%増加している。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。