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不動産譲渡益課税の新制度案、不動産株が大幅下落
2025年07月23日(本日)07時00分 公開

<写真:dantri.com.vn>
7月21日のベトナム株式市場は大幅に下落し、VN指数は前場終盤に一時15ポイント以上下げた後、最終的に前日比12.06ポイント安の1485.05で取引を終えた。
特に不動産関連株が大きく売られ、相場全体の下げを主導した。
この下落の背景には、財務省が提案した不動産譲渡益課税の新制度案がある。
現行制度では不動産売買価格に一律2%の税率が適用されているが、今後は譲渡益に対して20%の税率を課す方式への転換が検討されている。
また、取得価格や関連費用が不明確な場合には、最大で10%の税率が適用される見通しである。
この報道を受けて、市場では不動産関連株に売りが集中した。
ビングループ(VIC)は5.88%、ビンホームズ(VHM)は4.17%の下落を記録し、大手不動産株が軒並み値を下げた。
売りは証券株や銀行株にも波及し、証券株の一部では外国人投資家による売り越しも目立った。
一方で、情報技術、素材、航空の各セクターは相対的に堅調であり、特に素材および航空株には外国人投資家の買いが入った。
ただし、後場にかけて売り圧力が強まり、鉄鋼大手ホアファット(HPG)などの上昇幅は次第に縮小した。
財務省の新たな税制案について、アグリバンク証券のアナリストは「市場にとって目新しい情報ではない」と述べた上で、不動産株の下落は将来の制度変更を織り込む動きであるとの見方を示した。
同省は、不動産投機を抑制する政策として他国の税制事例を参考にしており、売却までの保有期間に応じて税率を変動させるなどの措置を検討している。
こうした制度の実効性を確保するには、不動産の取得履歴や関連コストの正確な把握、ならびにITインフラの整備が課題となる。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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