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ベトナム南北高速道路、ハノイ〜ダナン間が全線開通
<写真:doanhnhansaigon.vn>
ベトナム政府は8月19日、南北高速道路のうち、ヴンアン〜ブン、ヴァンニン〜カムロー、ホアリエン〜トゥイロアンの3区間を新たに開通させた。
これにより、北部のハノイ市から中部のダナン市までを結ぶ約750kmの高速道路網が一体化され、全線が通行可能となった。
ヴンアン〜ブン区間は総延長56kmであり、ハティン省およびクアンチ省を通過する。
区間内には33本の橋梁に加え、山岳地帯を貫く「ブット峠トンネル」といった大型インフラが整備されている。
ジアイン川に架かる全長2.8kmの橋は、クアンチ省内における当該高速道路区間で最長の構造物である。総事業費は1兆ドン(約56億200万円)を超える。
ヴァンニン〜カムロー区間は、クアンチ省を南北に縦断する全長65.5kmの路線である。
地形は比較的平坦であるが、一部では湖沼を貫通し、山を切り開く土木工事が実施された。
交差点、橋梁、トンネルなどの整備も含め、総事業費は9兆9200億ドン(約555億7184万円)に達する。
ホアリエン〜トゥイロアン区間の全長11.5kmは2023年9月に着工され、今回開通に至った。
同区間は、ラソン〜ホアリエン高速道路とダナン〜クアンガイ高速道路を接続するものであり、ダナン市内の複数の地区を通過する。総投資額は2兆1000億ドン(約117億6420万円)である。
今回開通した3区間の合計208kmは、既存区間と接続されることで、ハノイ市〜ダナン市間の高速道路網が完成したことになる。
なお、南北高速道路第2期(2021〜2025年)における全12プロジェクトのうち、バイヴォット〜ハムギ、ハムギ〜ヴンアン、ブン〜ヴァンニンなど、いくつかの区間はすでに開通済みである。
建設省は、2025年末までにビンディン省、クアンガイ省、カントー市、カマウ省を通る全区間の全長2063kmの整備を完了させ、ランソンからカマウまで南北を縦断する国家規模の高速道路網の完成を目指している。
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