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ベトナム最大のレストラン船、債務不履行により競売へ
2025年08月20日(本日)07時00分 公開
<写真:nld.com.vn>
ホーチミン市に所在するベトナム最大級のレストラン船「エリサ号」が、債務不履行に伴い担保資産として競売にかけられることとなった。
アグリバンク・サイゴン支店は、2025年7月31日時点での暫定債権総額約1376億ドン(約7億7084万円)に関して、競売手続きを開始した。
競売の対象となる資産は、レストラン船エリサ号(登録番号SG 3128)と乗用車1台(トヨタ・カムリSE 3.5)である。
エリサ号は2007年に建造され、長さ44.29m、幅16m、高さ3.5mの鋼鉄製船体を有し、ミツビシ製エンジン(出力650馬力)を搭載している。
最大収容人数は1000人で、現在はホーチミン市旧1区のグエンタットタイン通りのサイゴン港に係留され、固定型の水上レストランとして営業している。
所有者であるハオフイ商業有限会社は、これまでにも同債務に関する競売手続きを受けており、2025年4月にも同様の試みが行われたが、売却には至っていない。
今回の競売においては開始価格が公表されておらず、申請締切日は8月15日とされている。
エリサ号は屋外席、宴会ホール、VIPルームなど多様な空間を備え、ホーチミン市の観光名所の1つとして広く知られる。
特に花火大会などのイベント時には、観覧スポットとして高い人気を誇っている。
同船を所有する企業は、2025年3月に営業継続を発表しており、現時点でも通常通りの営業を続けているとされる。
エリサ号はこれまでに、ホーチミン市内のトップ5レストランとして5年連続で表彰されるなど、多数の観光・サービス分野の賞を受賞してきた実績を持つ。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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