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ベトナムで若者に人気急上昇、食感に病みつき「弾丸クラゲ」

2025年09月19日(本日)07時00分 公開
ベトナムで若者に人気急上昇、食感に病みつき「弾丸クラゲ」

<写真:bachhoaxanh.com>

 

ベトナム国内において、タイから輸入された「弾丸クラゲ」が高価格帯であるにもかかわらず、大きな注目を集めている。

 

背景には動画配信プラットフォーム上で流行する「モッパン(mukbang)」文化の影響があり、同クラゲを丸ごと食べる様子を映した動画が人気を博している。

 

これにより、消費が急速に拡大している状況である。

 

「弾丸クラゲ」は丸みを帯びた弾丸のような形状に併せ、一般的なクラゲに比べて厚みがあり、透明度の高い身を特徴としている。

 

特にコリコリとした独特の食感が若者層に支持されている。

 

ホーチミン市の輸入食品店では、1kgあたり80万〜100万ドン(約4560〜5570円)で販売されており、入荷後数日以内に完売する店舗もあるという。

 

このブームはホーチミン市にとどまらず、ハノイ市やダナン市といった主要都市、さらには在日ベトナム人コミュニティにも波及している。

 

市場ではすでに味付け済み製品やフルーツと混ぜた加工品が登場しており、1パックあたり40万〜80万ドン(約2230〜4460円)で販売されている。

 

一方で、こうしたクラゲ製品の多くが手荷物などによる非正規ルートで持ち込まれており、検疫を経ていないケースが確認されている。

 

ベトナム当局は食品の安全性に懸念を示し、正規の流通経路を通じた購入を国民に呼びかけている。

 

なお、タイにおいて弾丸クラゲは商業的に重要な水産資源の1つとされており、2023年には同国からのクラゲ輸出量が7150トン、総額1634万ドル(約24億円)に達した。

 

主な輸出先は中国、日本、韓国である。

 

今回のクラゲブームは、過去に注目を集めた「フエ産クラゲ」や「広東レモン」などの地域特産品と同様、一時的な現象である可能性も否定できない。

 

しかし、動画文化の影響力が増す中で、今後も類似の食品が新たなトレンドとして浮上する可能性があると考えられる。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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