ベトナムでは平均して10万人当たり23人が肝臓がんによって死亡している。この数字は世界的に最も高い割合だ。

 

ベトナム、肝臓がん死亡率第4位

<ハノイのレストランでビールを飲む様子(写真:ロイター通信)医師は、ベトナム人男性の肝臓がん患者数の増加はアルコールの過剰摂取が主な原因だと述べている。>


食生活、栄養、運動とがん予防の関連について研究する世界がん研究基金の調査によると、今年、ベトナムの肝臓がん患者の割合は25か国中4位にランクインしたという。


今回の調査結果は、185か国のがん統計データを蓄積している相互型ウェブプラットフォームを運営するGlobocanの最新統計データに基づいたものだ。


ベトナム人男性の肝臓がん患者数は、女性患者数に対し3倍に及ぶ。ベトナムで10万人の当たり39人の男性が肝臓がんを患っており、この数字はモンゴル、エジプトに次ぐ3番目に多い割合だ。


健康専門家は、過度の喫煙と飲酒がベトナム人男性の肝臓がん患者死亡率を増加させていると話す。


国際がん研究機関はビールとアルコールが肝臓がん患者が死亡する最大の要因だとしている。


ベトナムは世界で最もアルコール摂取量が多い国の一つである。


WHO西太平洋地域担当のShin Young-soo氏によると、ベトナムのビール消費量は警告レベルに達しているという。15歳以上のベトナム人男性は年間平均で8.3リットルのアルコールを消費しており、中国(7.2リットル)、カンボジア(6.7リットル)、フィリピン(6.6リットル)、シンガポール(2リットル)と比較するとかなり高い消費量だと話している。


先月、WHOが発表した新たなランキングによると、ベトナムは世界の癌患者数において172か国中78位で、2018年には16万5000人が新たにがんだと診断されたという。


WHOによると、肝臓がんは主要5大がんの一つであり、毎年世界中で78万2000人の患者が亡くなっているという。


ベトナムがん協会のNguyen Chan Hung氏は、がんの診断や治療はすでに手遅れの状態で行われることが88%以上で、がんが発見された際にできる治療が限られてしまっているという。


ベトナムにおいて、ウイルス性B型肝炎とC型肝炎は肝硬変および肝臓癌の主要な原因である。


保健省によると、人口約9500万人のベトナムは現在、780万人のB型肝炎患者と99万1000人のC型肝炎患者を抱えているという。


B型肝炎患者のうち、5万1000人以上が肝硬変に苦しんでおり、1万4000人以上が肝臓がんを患っている。また、C型肝炎患者のうち、1万3000人以上が肝硬変を患っており、約6000人が肝臓がんを患っている。


ウイルス性B型肝炎やC型肝炎は感染力が高く、血液との接触や性行為によって感染することが多い。


症状としては疲労、食欲不振、睡眠障害、異常な尿色が挙げられる。

 

出典:Vnexpress

 

 

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