定年後に住みたい国、ベトナムがトップ10入り
<2018年10月、朝の運動を終え、ハノイのウェスト・レイクで休憩を取る高齢者(写真提供:VnExpress/Dinh Tung)>
定年後に住みたい国ランキングでベトナムが9つ順位をあげ、トップ10入りを果たした。
定年後の海外移住に着目するInternational Living社が発表した定年後に住みたい国ランキングで、ベトナムは100ポイント中76ポイントの評価を獲得した。
24ヶ国で暮らす特派員や駐在員の自身が住んでいる国を不動産、娯楽、ヘルスケア、気候、生活費、ビザ、余暇生活などの項目における評価に基づいて、ランキングは作成されている。
ベトナムは生活費の項目で92ポイントと最高評価だった。
「生活費が非常に安いのはベトナムで生活する上で大事なメリットだ。ホーチミンやハノイの様な最も生活費が高い都市でも1500ドル(約16万円)あれば2人で裕福な生活を送る事ができる」と報告には記載されていた。
ヘルスケアにおけるサービスと実施機会もそれぞれ84ポイントと高スコアだった。
近年では、品質の向上と低コストが要因で、世界中の人がベトナムのヘルスケアサービスを利用しているという。
2018年にベトナムの病院を訪れた外国人は約30万人で、治療を受けた外国人は5万7000人にものぼる。5年前に比べて50%の増加だ。
一方で気候とビザの評価はそれぞれ60ポイント、68ポイントと低い評価だった。
昨年、ベトナムでは深刻な大気汚染や熱波、主要都市での洪水が発生した。
ベトナムのビザに関する方針はアジアで最も厳しく、ASEAN諸国を含め24ヶ国以外のビザ取得を許容していない。
ランキングのトップはポルトガルでパナマ、コスタリカ、メキシコ、コロンビアと続いている。
エクアドル、スペイン、フランスが他にトップ10入りした国となっている。
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