ベトナム観光地の治安は悪い?ベトナム旅行で注意すべきこと
ベトナムの治安は悪いのでしょうか?ホーチミンやハノイ、ダナンなど観光スポットがたくさんのベトナム。ベトナムは物価が安く、格安で旅行を楽しめることから観光地として人気が上昇しています。特に古都ホイアンやダナンが女性の間で人気になっています。「旅行に行きたいけど、ベトナムの治安や犯罪事情がわからなくて不安」という方もいるのではないでしょうか。そこで今回は観光地として近年人気を集めているベトナムの治安事情についてご紹介します!
ベトナムの国事情
経済成長率が高く、ベトナムは近年日系企業の進出先や観光地として注目度が高まっています。
基礎知識
ベトナムは人口約9270万人、国土面積は日本やドイツとほぼ同じです。土地は南北に長く、国の中で四季があるのが特徴です。外務省の調査によると平均年収は30万円前後、治安度ランキング世界43位です。
国民性
一般的にハノイやハイフォンなどのベトナム北部地方に住んでいる人は、協調性が高くて団結力が高いといわれています。また、政治都市であるということもあり、真面目で辛抱強く、リーダーシップの獲れる人が多いことも特徴です。
一方でホーチミンやカントなどのベトナム南部地方に住んでいる人は、楽観的な性格の人が多く、思ったことをそのまま口に出す人が多いようです。また政治都市とは離れた南部は商売で身を立ててきた人の子孫が多いいこともあり、個性が強いことも特徴です。
ベトナムで多発する犯罪は?
ベトナムは他の東南アジア諸国に比べ、安全であると言えますが、スリやひったくりなどの軽犯罪も多く、旅行には注意が必要です。
・スリ,ひったくり
ベトナムではスリやひったくりの手口が巧妙化していています。
・ストリートチルドレンによる集団スリ
「ストリートチルドレンによる集団スリ」とは、大勢の子どもが寄ってきて側に寄ってきて、話しかけている間にポケットから現金や財布を盗み出すという手口のスリです。
・タクシーの乗り降りのスリ
タクシーに乗り降りする際は、周りにバイクや人がいないか十分に気を付けましょう。バッグはできるだけ両手で持っておくと安心です。
・ホテルでの盗難
最近ではホテル内での盗難も増えてきています。ホテルの受付に預けた貴重品が盗難されるケースが多発しています。貴重品は自分の部屋でスーツケースに施錠して保管しておくのが最も安全な保管方法です。
強盗
スリほどは発生件数が多くないものの、強盗が発生しているのも事実です。銃やナイフなどで恐喝したり、睡眠薬を混入した食べ物を無理矢理食べさせたりして、強盗に及ぶケースもあります。
ベトナムは親日国家であり日本語や英語で親しげに話しかけてきます。現地の人との会話を楽しむのも旅の一つの醍醐味ですが、それを逆手にとって金品を奪おうとするベトナム人も中にはいます。見知らぬ人に声をかけられたとしても、安易に信用しないようにしましょう。
アイスクリーム詐欺
日本ではあまり聞き慣れませんが、ベトナムではアイスクリーム詐欺が多発しています。アイスクリーム詐欺ではベトナム人の女性が親しげに日本語で話しかけてきて、観光客にアイスクリームを奢ってくれます。親切心だと思い、勧められたまま食べていると少女がいきなり「アイス代一本につき$5(約550円)欲しい」と言います。
この値段は、ベトナムの市場価格の20倍以上の値段です。観光客は財布の紐がゆるくなりがちですが、現地の物価を理解して、詐欺被害に合わないようにすることも大切です。
いかさま賭博詐欺
観光地を歩いていると、若い女性に家に招待されることがあります。家ではディーラーと称する男が待っていて、「一緒にカジノに行かないか?」と誘われるのです。最初の方は観光客が勝ち、気がついた頃には大損をするように仕組まれています。見知らぬ女の人にはついていかないようにしましょう。
売春
観光地にはマッサージをはじめとする様々な業態の風俗が軒を連ねています。観光地を歩いているとひっきりなしに声をかけられるでしょう。しかし売春はベトナムでは違法行為です。最悪の場合、顔付きで新聞に公表され、強制送還ということもあり得ます。自分が加害者側となる恐れがあることを理解しておくことが必要です。
麻薬
ベトナムでは麻薬の所持、使用が禁止されております。外国人に対しても規制が厳しく時には死刑判決が下されることもあります。旅行を楽しい思い出とするためにも十分注意が必要です。