ベトナムのトイレで紙を流すのはNG!? トイレシャワーの使い方やチップの有無も紹介
ベトナムのトイレでトイレットペーパーが流せるかどうか知っていますか? 場所によっては手動のシャワーがついていたり、ペーパーが無かったり.....日本のトイレとは全く違います。ときにはトイレにチップが要求されることも。ハノイとホーチミンでトイレは異なるという噂も聞くことがあります。今回はベトナムのトイレ事情を細かく紹介します。
ベトナムのトイレ事情
ベトナムのトイレは日本と異なる部分がいくつかあります。今回は特に気になるトイレットペーパーやチップ、ベトナムのトイレでよく見かけるあのシャワーについて解説します。
ベトナムのトイレでトイレットペーパーは流せるの?
日本ではトイレットペーパーをトイレに流すことができますが、ベトナムでは基本的に流すことはできません。排水設備がトイレットペーパーに対応していないためだと言われています。
ただ、トイレットペーパーを流した瞬間にトイレが詰まるということはありません。誤ってトイレットペーパーを流してしまっても問題は起こりませんが、何度もやるとトイレが詰まってしまう可能性が高いのであまり流さないようにしましょう。
ペーパーを流すことができない代わりに、個室内には使用したトイレットペーパーを捨てる大きいゴミ箱が置かれている場合が多いです。使用後はそのゴミ箱にトイレットペーパーを捨てるようにしましょう。
ベトナムではトイレにチップを払う?
タイやマレーシアをはじめ、東南アジアの国ではトイレにチップを払う地域が多いです。ベトナムでは、基本的にカフェやホテルのトイレでチップを払う必要はありませんが、場所によっては払わなくてはいけません。
特に、長距離バスのバスターミナルやパーキングエリア、市場のトイレで支払いを求められることがあります。チップの料金は、1回でだいたい1000ドン(約5円)~2000ドン(約10円)くらいです。チップを払うからといってトイレが清潔であるとは限りません。トイレットペーパーがない場合もあるので、ティッシュを持ち歩くようにしましょう。
ベトナムでウォシュレットはあるの?
ベトナムにあるほとんどのトイレにウォシュレットは付いていません。ウォシュレットの代わりに小さなシャワーが手動ウォシュレットとして付いていることが多いです。日系ホテルや日系デパートではウォシュレットが設置されている場合もあります。
トイレについているシャワーの使い方
ベトナムのトイレの横には小さなシャワーが付いています。このシャワーは手動のウォシュレットです。レバーを押すことで水が出てきます。ベトナム人のなかにはトイレットペーパーを使わずに、シャワーだけで済ませる人もいます。
【シーン別】ベトナムのトイレのキレイ度を比較
ベトナムのトイレは日本と同様に洋式か和式です。今回は場所別にトイレのキレイ度を比較してみました。トイレの清潔さはお店やレストランによってさまざまです。参考程度に読んでみてください。
ホテルのトイレ
旅行の際には一番多く使うトイレだと思います。ホテルのトイレは外国人観光客を相手にしているということもあり比較的キレイです。有名高級ホテルなどの大きなホテル内のトイレは宿泊者でなくても比較的簡単に借りることができます。小さなホテルの場合は宿泊者以外の立ち入りを禁止している場合が多いです。緊急時にはダメ元でお願いしてみてください!
ショッピングセンターやスーパーマーケットのトイレ
ショッピングセンターのトイレは大きな規模であることが多いです。店舗にもよりますが、清潔でおしゃれなトイレがあるショッピングセンターも多く見かけます。それに対し、ローカルのスーパーマーケットのトイレはキレイではないことが多いです。トイレットペーパーが設置していない場合もあるので、ティッシュを携帯することをおすすめします。
ちなみに、ホーチミン在住者がおすすめする、1番キレイなトイレは高島屋のトイレです。日系デパートということもあり、日本水準のトイレが設置されています。ウォシュレットや風圧の強い乾燥機も用意されています。多目的トイレも併設されています。
レストラン、カフェのトイレ
おしゃれなレストランやカフェのトイレは清潔であることが多いです。レストランやカフェのトイレを使用したい際はそのお店の食べ物かドリンクをオーダーするのがベトナムのマナーです。ときには、ローカルのレストランやカフェにあるトイレがキレイでないことやペーパーがない場合もあります。
公衆トイレ
日本でも公衆トイレは汚いイメージがありますよね。ベトナムも同様に清潔な公衆トイレは少ないです。トイレットペーパーが用意されていること少ないので、公衆トイレを使う際はティッシュを携帯しましょう。
ときには、ベトナムで公衆トイレがとても清潔な場合があります。とても清潔なため、靴を脱いでからトイレに行くよう言われる場合もあるので貼り紙に注意してみてください!
田舎のトイレ
場所にもよりますが、ホーチミンやハノイに比べると田舎にはキレイではないトイレが多いです。都心部では水洗トイレが一般的ですが、田舎のトイレにはバケツと桶が用意されており、桶を使って自分で水を流すタイプもかなり多いです。トイレットペーパーが備え付けられているトイレが少ないため、ティッシュを携帯することをおすすめします。
トイレに関するベトナム語
外出している際、どうしても行きたくなるのがトイレですね。今回は、トイレを探すときに使えるベトナム語を紹介します。
ベトナム語で「トイレはどこですか?」
街を歩いているときや買い物をしているとき、レストランなどでも使うことができるトイレの場所を聞くベトナム語を紹介します。
Nha ve sinh o dau?(ニャーベーシン オーダウ?):トイレはどこですか?
「Nha ve sinh o dau?(ニャーベーシン オーダウ?)」で「トイレはどこですか?」という意味になります。「Nha ve sinh(ニャーベーシン)」がトイレ、「o dau?(オーダウ?)」がどこ? という意味です。トイレのことを「Toa-let(トワレッ)」と言うこともできます。そのため、
Toa-let o dau?(トワレッ オーダウ?):トイレはどこですか?
と質問することもできます。
男性トイレ、女性トイレの見分け方
トイレに男女のマークがあるととわかりやすいですが、ローカルのレストランやスーパーでは男性トイレと女性トイレのマークがない場合があります。ベトナム語で男性は「Nam」女性は「Nu」です。これを覚えておけば、トイレを間違えることはないですね!
まとめ
ベトナムのトイレは日本と同じような部分もありますし、異なっている部分もあります。海外で暮らしていると必ず直面するトイレに関するカルチャーショックやストレスを経験したことがある人も多いのではないでしょうか。日常生活で絶対に欠かせないトイレの知識を身につけて、ベトナムライフを快適に過ごしてくださいね!
※この記事に記載されている情報は2018年9月のものです。本記事に記載されている情報は予告なしに変更される場合がございますが、ご了承ください。
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