【2025年版】ベトナムでのデング熱に要注意!感染リスク・予防法・治療を解説

【2025年版】ベトナムでのデング熱に要注意!感染リスク・予防法・治療を解説

毎年雨季に入ると、ベトナムでは「デング熱(Dengue fever)」の感染者が急増します。2025年も例外ではなく、特に南部地域を中心に注意が呼びかけられています。

 

✅この記事でわかること
  • ベトナムにおける2025年のデング熱の流行状況

  • デング熱の症状や潜伏期間

  • 感染リスクを下げるための具体的な予防法

  • デング熱にかかったときの治療法と注意点

  • ワクチンの有無と今後の動向

📈2025年現在のベトナムでの感染状況

ベトナム保健省の発表によると、2025年に入って約2ヶ月で約4000人のデング熱感染者が報告されており、特にホーチミン市やカントー市などの南部都市での感染が顕著です。

 

雨季(5月~11月)にかけてヒトスジシマカ(Aedes aegypti)による感染が広がりやすいため、注意が必要です。

🧬デング熱とは?

デング熱は、デングウイルス(DENV)によって引き起こされるウイルス性の熱性疾患で、主に「ヒトスジシマカ」や「ネッタイシマカ」によって媒介されます。

🧍‍♂️症状の特徴

  • 突然の高熱(38〜41℃)
  • 頭痛・関節痛・筋肉痛(ブレークボーン・フィーバーとも呼ばれる)
  • 発疹(2〜5日目に出現)
  • 食欲不振、倦怠感
  • 眼の奥の痛み(眼窩痛)

⏳潜伏期間

  • 蚊に刺されてから4~10日間

🧪診断と治療法

✅診断

  • 血液検査(NS1抗原検査・IgM/IgG抗体検査)
  • 発熱後24時間以降が検査可能なタイミング

✅治療法

  • デング熱に特効薬はありません
  • 解熱鎮痛剤としてパラセタモール(アセトアミノフェン)が推奨されます
  • イブプロフェン・アスピリンは出血のリスクを高めるため禁止
  • 水分補給と安静が最も重要なケア方法です

🛡️感染を防ぐための予防法

ベトナムでは蚊の発生源が多く、特に雨季はリスクが高まります。以下の方法で予防を心がけましょう。

👕衣類

  • 肌の露出を避ける長袖・長ズボンの着用
  • 黒や濃い色は蚊を引き寄せやすいので淡い色の服がおすすめ

🧴虫除け

  • DEET30%またはイカリジン20%を含む虫除けを使用
  • 日焼け止めを先に塗り、虫除けは20分後に

🏡生活習慣

  • 植木鉢の受け皿など、水が溜まる場所を除去
  • 室内ではエアコンや扇風機の使用、蚊帳の利用も有効
  • 日中も蚊は活動するため、昼寝中も対策を忘れずに

💉デング熱のワクチン接種は可能?

2025年現在、ベトナム国内では武田薬品工業が開発したデング熱ワクチン「QDENGA(クデンガ)」が注目されています。QDENGAは4種類すべてのデングウイルス型(1〜4型)に対して効果があるワクチンとして、2022年に欧州で承認され、その後ベトナムを含む複数の国で導入が進んでいます。

✅QDENGAの特徴

  • 過去にデング熱の感染歴がなくても接種可能
  • ワクチン接種により重症化や入院のリスクを大幅に軽減
  • 生後4歳以上が対象(接種の適応は国ごとに異なる)

💉接種スケジュール

  • 2回接種(初回と3か月後)
  • 接種後1年間の防御効果が高く、最大4年ほど持続

📍ベトナム国内での接種

QDENGAは日系クリニックの場合、DYMメディカルセンターで接種可能です。

✅まとめ|デング熱への備えと対策

ベトナムでは2025年もデング熱が流行していますが、適切な予防策を取れば感染リスクは大きく下げられます。

 

✅確認ポイント
  • ベトナムでは雨季に感染者が急増

  • デング熱は特効薬がなく対症療法が中心

  • 虫除け・長袖・水回り対策が有効な予防策

  • ワクチン接種は一部で可能だが一般向けではない

  • 発熱が2日以上続いたら病院で血液検査を受けましょう

 

体調がすぐれないと感じたら、早めに医療機関を受診することが大切です。安全・安心なベトナム滞在のために、蚊対策は万全にしておきましょう!

 

📌この記事に記載されている情報は2025年3月のものです。本記事に記載されている情報は予告なしに変更される場合がございますが、ご了承ください。


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