その状態、本当に放っておいて大丈夫!? 増加する生活習慣病「脂肪肝」とは?

その状態、本当に放っておいて大丈夫!? 増加する生活習慣病「脂肪肝」とは?
  • 健康診断で毎年「脂肪肝」って書かれるけど、毎年のことだからいっか。
  • 「運動と食事を心がけてください」ってよく書かれるけど、具体的にどうしたら良いんだろう?
  • 徐々に体重増えて3次成長期⁈

上記に当てはまる方はいらっしゃいませんか?

 

心当たりのある方はご用心!

今回は増加する生活習慣病・脂肪肝についてのお話です。

非アルコール性脂肪肝炎が激増中

近年、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)が激増しており、ウイルス性肝炎やアルコール性肝炎を抜いて肝硬変、肝細胞癌の原因第1位となる見込みです。

世界的には4人に1人が非アルコール性脂肪肝という統計もあります。

非アルコール性脂肪肝炎はアルコールを原因としない脂肪肝で、徐々に進行し最終的には肝硬変に至る疾患です。

 

肝硬変は生活習慣の乱れにより肝臓に慢性的に脂肪が蓄積することで、肝臓内で炎症や異常な代謝反応が促進され、肝臓が少しずつ固くなっていきます。

肝臓が硬くなると様々な症状が出てきますが、脂肪が肝臓にたまっているだけでは自覚症状はありません。肝臓が「沈黙の臓器」といわれる所以です。

脂肪肝でも元気な肝臓に戻すことが可能!

今脂肪肝の方も、対策を講じればまた「元気」な肝臓に戻すことができますが、これは中等度の肝障害までです。

硬くなりすぎた肝臓を元に戻すことは難しく、現在世界中で治療薬が研究されているところです。

硬くなりすぎた肝臓に対する治療法は現在のところ肝移植のみとなるため、できるだけ早く対策を行うことがとても重要です。

 

脂肪肝を元気な肝臓に戻す最善の方法

脂肪肝を元気な肝臓に戻す最善の方法は、適切な運動と食事です。

肝臓に脂肪が蓄積している方の多くは、全身にも脂肪が過剰に蓄積しています。

 

実は脂肪は生理活性(体に変化を起こす機能)が非常に高く、一般に「脂肪毒性」と言われ、体にとって良くないことばかり引き起こします。

肝臓を含め過剰に蓄積した脂肪を減らすには食事療法と運動が最も効果的です。

 

運動は筋トレで筋肉を大きくして代謝を上げ、有酸素運動で脂肪燃焼にアプローチすると良いと言われています。

食事は炭水化物・糖質を抑えた食事が良いとされています。

最後に

暑さが増し、お酒や脂っこい食事の量も増えてくる季節となった今日この頃ですが、思い切って検査を受けられてみてはいかがでしょうか。

検査を受けることで自分の肝臓の状態を把握し、生活改善の動機付けに役立てることができます。

 

●検査方法:血液検査・CT検査(肝線維化による変化や内臓脂肪を評価)など

情報提供:さくらクリニック

「さくらクリニック」は2014年に開業したハノイ初の日系クリニックです。タイ湖に面した閑静な住宅街にあり、ハノイの駐在員や家族、旅行中の日本人の方向けに日本水準の最先端医療サービスを提供しています。予約から支払いまで全て日本語対応が可能なほか、キャッシュレスでの受診も可能です。どのくらい肝障害が進んでいるのか気になる方は、お気軽に「さくらクリニック」にご相談ください。

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