眠れない。食欲がない。訳もなく悲しい。心のSOSを感じたら?
ベトナムでの生活・仕事において、ストレスを感じる方も多いのではないでしょうか。
文化の違いや食生活の変化、日本とは全く違う慣れない環境での毎日…
気が付けば「身体の調子がどうもおかしい…」という経験がある方もいらっしゃいますよね。
海外での生活でストレスを避けて通ることは難しく、時には心が疲れてしまうこともあります。
そんな時は一度立ち止まって、自分自身を優しくケアしてあげませんか。
今回はファミリーメディカルプラクティス様の情報提供を基に、メンタルヘルスについてご説明します。
「うつ病と悲しみ」の違いとは
うつ病と悲しみは密接に関係しています。しかし、それらは同じ意味ではありません。
ここでは「実際に感じている・経験していること」が通常の悲しみであるのか、それ以上なのかを理解できるようにいくつかの指標をご紹介します。
期間
臨床的には症状が2週間以上続いている場合にうつ病と診断されます。
悲しみは短期的なものですが、うつ病は通常、数か月〜数年という長い期間継続します。
持続性
悲しみは現れたり消えたりするのに対し、うつ病の場合、その感情は持続して暗い感覚がぼんやりと心を覆います。
原因
悲しいと感じるのは「通常、何かが起こった結果」です。
うつ病の経験はストレス要因によって引き起こされることがありますが、多くのうつ病患者は「なぜ自分がそのように感じているのか」を説明することが出来ないことがあります。
その他の症状
うつ病はしばしば他の症状に関連があります。
- 以前好きだったものへの関心の欠如
- 将来への絶望感
- 無価値感
- 低い自尊心
- 低エネルギーレベル
- 集中困難
- 怒りへの衝動とイライラ感
- 睡眠障害や食欲不振 など…
重度のうつ病になると、自傷行為や自殺を考えるようになることもあります。
生活機能
気分が落ち込んでいる時や悲しい時でも、日々の生活を送ることは出来ます。
しかしうつ病になると毎日が苦しくなります。
朝起きるという単純な行為も大変に思えるかもしれません。
うつ病はプロアクティブな生活に影響を与え、仕事や社会生活、私生活に悪影響を及ぼす可能性があります。
マネジメント
私たちのほとんどは悲しみと折り合いをつけながら、自らその悲しみから抜け出すことが出来ます。
一方うつ病は医学的な疾患であり、治療が必要です。
うつ病の治療には会話療法や薬物療法を行いながら、生活習慣を改善していく必要があります。
最後に
うつ病は治療可能な精神疾患です。
もし、あなたの大切な人がうつ病かもしれないと感じたら…
ためらわずに専門家の助けを求めてください。
心理的な問題への対処をサポートし、心の健康と幸福を増進するために専門家がいます。
情報提供:ファミリーメディカルプラクティス
情報提供元のファミリーメディカルプラクティスには経験豊かな精神科医達が患者様の心のサポートをしています。多岐に渡る疾患・症状(うつ病や躁うつ病、産後うつ、ストレス性疾患、不眠症、依存症、恐怖不安障害、強迫性障害、成人注意欠陥多動障害、人格障害、精神障害等)の治療が可能です。言語は英語になりますが、医療通訳が必要な場合は日本人スタッフの方による無料サポートがありますので、ご安心ください。精神科の対応は2区タオディエン・メディカルセンターまで。
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