世界中の料理を紹介する有名サイトが勧めるベトナム北部のスープ料理8選
近年様々な旅行誌や旅行サイトなどで選出され、注目を集めているベトナム料理。
日本人の口にも合う味付けが多く、その美味しさだけではなく手頃な価格で楽しめるのも魅力です。
今回は数あるベトナム料理の中でも、世界各国の伝統料理に関する体験型旅行サイト「TasteAtlas」が勧めるベトナム北部のスープ料理をご紹介します!
【北部】フォーボータイチン(Pho Bo Tai Chin)
言わずと知れたベトナムの国民食「フォー」。
南北で味や食べ方が違い、北部はあっさりとした味・唐辛子やライムを加えるのが特徴で、南部は甘めの味付け・様々な調味料を入れて自分好みにアレンジして食べるのが特徴です。
フォーボータイチンは、よく煮込まれた牛肉(Chin)とレアまたは生煮えの牛肉(Tai)が入ったフォーです。
様々な旅行誌で取り上げられているフォーは、北部を訪れた際には必食です!
【ハノイ市】ブンオック(Bun Oc)
日本語で「タニシ麺」と呼ばれているブンオック。
その名の通りトマトの酸味がほど良く効いたあっさりスープに、ブン(米麺)とオック(タニシ)が入った麺料理で、かまぼこや油揚げ、刻みネギなどが乗っています。
ライムを絞ったり、チリソースをかけたりして味の変化を楽しむのも◎
タニシと聞くと抵抗がある方もいらっしゃると思いますが、一度食べてみるとプリッとした食感に病みつきになってしまうかもしれません!
【ハノイ市】ブンモック(Bun Moc)
ブンモックは、ハノイ市タインスアン区モック村発祥の人気料理です。
豚肉と豚骨で出汁をとったスープにブン(米麺)とキクラゲ入りの肉団子の他、椎茸や豚足、薄切りの豚肉、メンマなどが入っています。
あっさりとしたスープと旨味たっぷりの肉団子が美味しいと日本人からも人気の麺料理です。
【ハイフォン市】バインダークア(Banh Da Cua)
バインダークアはハイフォン市名物の「カニ汁麺」です。
同市特産のバインダードー(Banh Da Do)という赤茶色の米麺をカニ出汁が効いたスープでいただきます。
具材はカニの身や炒めたエビ、魚や豚肉のすり身を揚げたもの、薄切り肉、ロットの葉で包んだ豚肉、野菜など様々です。
あっさりとした味わいのため、ラクサの葉やシソの葉、ライム果汁や唐辛子などを加えるのもおすすめです。
【ランソン省】フォーチュア(Pho Chua)
ベトナム語で「酸っぱいフォー」を意味するフォーチュアは、ランソン省の名物料理です。
ベトナム北部の山岳地帯ではテト(旧正月)や特別な日の前菜としてよく登場する料理として親しまれています。
伝統的なフォーとは異なり、チャーシューや豚の腸、豚レバー、アヒル肉、薄切りの中国ソーセージ、ローストピーナッツ、エシャロット、香草など様々な具材が乗っています。
また、熱いスープではなく冷やした甘酸っぱいソースをかけ、混ぜて食べるのも特徴です。
【ラオカイ省・ハザン省】黒鶏の鍋(Lau Ga Den)
黒鶏鍋は、ラオカイ省やハザン省などの北部山岳地帯で親しまれている料理です。
黒鶏をキノコやショウガ、リンゴ、キクラゲ、シイタケ、キャベツ、牛肉、トウモロコシなどの食材と一緒にスープで煮込んで作られています。
黒鶏は甘みや香りが強く、歯ごたえがあることで知られており、観光客にも人気があるそうです!
【サパ】マスとチョウザメの鍋(Lau Ca Tam Ca Hoi)
マスとチョウザメの鍋はサパの名物料理として知られています。
鍋には薄くスライスした魚とかぼちゃの芽、クレソンなどの地元で採れた山菜が入っており、パイナップルやトマトを使用した甘酸っぱいスープが使用されています。
サパでは2005年からニジマスとチョウザメが養殖されるようになり、今では冬に特に人気の郷土料理となっています。
ぜひ寒い日には名物の鍋を囲んで温まってみてはいかがでしょうか?
※「Ca Hoi」には鮭、鱒という意味があり、ここでは鱒と翻訳しています
【サパ】黒鶏の漢方煮(Ga Ban Den Ham Thuoc Bac)
こちらは伝統的な漢方薬を使用した黒鶏の煮込み料理です。
発祥地は中国・江西省ですが、サパで人気を博している料理なのだそうです。
黒鶏は様々な薬草を煎じたスープで2度茹でされており、豊かな風味を楽しむことができます。
見た目は少し衝撃的ですが、高級な鶏肉を使用した人気料理はぜひ試したい1品です。
まとめ
今回は「TasteAtlas」が勧めるベトナム北部のスープ料理をご紹介しました。
ぜひベトナム北部へ行った際には気になった料理にトライしてみてくださいね!