ベトナムの祝日は日数が少なすぎ!? 2019年の祝日一覧を紹介

ベトナムの祝日は日数が少なすぎ!? 2019年の祝日一覧を紹介

ベトナムは祝日の日数が少ない国として知られています。ベトナム建国の祖、フン王の命日やテト(旧正月)の期間などは祝日と定められており、街中のお店は開店していません。2019年の祝日一覧を月ごとに紹介します。

 

 

1月

 

1年のはじまりである1月は元旦が祝日と定められています。

 

新暦の正月元旦(新暦1月1日)

お正月は中国由来の祝日なので、日本以外の東南アジア諸国は旧暦のお正月がメインです。ただ、ベトナムでは1月1日の元旦は旧暦の正月に制定されています。元旦には街中の個人商店は軒並みしまっています。1月2日からは通常営業のお店が多いです。

 

 

2月

 

2月には旧正月のテトの期間があり、ベトナムで最も祝日の多い月です。

 

テト(新暦2月2日〜2月10日)

テトとは中国の旧暦に倣った旧正月です。テト期間中はお店がほとんど休業しています。そのため、テトの直前期は期間中に必要な買い物をする人が多く、店頭価格が値上げされます。あらかじめ、テトの少し前から必要物資を買いためておくことが大切です。

 

 

3月

3月にはベトナムで国民の祝日はありません。

 

 

4月

 

4月には政治的な要因が関係する国民の祝日が2日あります。

 

フン王の命日(新暦4月14日)

フン王とはベトナム初の国家であるバンラン国の王の総称のことを指します。2007年から国民の祝日として認定されました。毎年、フン王の命日にはベトナム東北部に位置するフート省のフン寺で、フン祭りが開催されます。約400万人が集結し、中央政府の代表者も参列するベトナムでも代表的な祭典のひとつです。

 

 

南部解放記念日(新暦4月30日)

南部解放記念日とは南北のベトナムが統一された記念日のことです。第二次世界大戦後、ベトナムは南北に分断されベトナム戦争が勃発しました。1973年に南ベトナムを支持していた米軍が全面撤退を決め、北部はパリ和平協定で南部への全面攻撃を踏みとどまっていました。1975年に北部は南部への全面攻撃を開始し、米軍の支援がない南ベトナムは主要都市が次々と陥落としました。遂には南ベトナムの大統領官邸にまで侵入し、南ベトナムは崩壊しました。南北ベトナムが統一され、4月30日が「南部解放記念日」として定められました。

 

 

5月

 

5月にはベトナムでは祝日が1日あります。

 

メーデー(新暦5月1日)

メーデーとは世界中で労働者が団結と連帯感を示すための国際労働日です。ベトナムでは国民の祝日として定められています。南部解放記念日と連続した祝日です。土日と重なる年には4連休となることもあります。

 

 

6月、7月、8月

 

6月〜8月にはベトナムに祝日はありません。

 

 

9月

 

9月には建国記念日があり、その日は祝日となります。

 

建国記念日(新暦9月2日)

9月2日はベトナムの建国記念日です。1945年の9月2日にホー・チ・ミン主席が「独立宣言」を発表し東南アジア初の社会主義国家であるベトナム民主共和国が成立しました。建国記念日には国主催の行事が行われ、テレビでは独立当時の映像が放映されます。一般民衆にとっては年最後の祝日であるため、お祭りムードとなります。娯楽施設は満員となり、夜には各地で花火が打ち上げられます。

 

 

10月、11月、12月

 

10月〜12月にはベトナムには祝日はありません。

 

 

2019年ベトナムの祝日一覧

 

  • 1月1日    国際元旦
  • 2月4日    ベトナムの大晦日
  • 2月5日    ベトナムの新年
  • 2月2日〜10日    テト休暇
  • 4月14日    フン王の命日
  • 4月30日    南部解放記念日
  • 5月1日    メーデー
  • 9月2日    建国記念日

 

 

まとめ

 

ベトナムの祝日の由来を探ると、歴史や文化を紐解くことができベトナムへの理解が深まります。また、祝日には国内各地でイベントが開催されています。祝日を知り、楽しむことはベトナムでの生活を楽しむうえで重要なことのひとつです。


※この記事に記載されている情報は2019年1月のものです。本記事に記載されている情報は予告なしに変更される場合がございますが、ご了承ください。

 


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