ベトナムの結婚式2025年版|ご祝儀相場・服装・参加マナーを徹底解説

ベトナムの結婚式は日本とはまた違ったスケールと自由な雰囲気が特徴です。
参列者は数百人規模、招待状の渡し方やご祝儀のマナー、服装のポイントなど、日本との違いに戸惑うこともあるかもしれません。
この記事では、2025年版として最新の情報をもとに、ベトナムの結婚式の流れや参加マナーについて詳しく解説します。
ベトナムで結婚式に招待された方は、ぜひ参考にしてください!
ベトナムの結婚式は日本と違う?
ベトナムでは雨季を避けて9月~3月に挙式するケースが人気です。6月が人気の「ジューンブライド」文化はベトナムではあまり見られません。
さらに、地方と都市部で結婚式のスタイルが異なる点にも注目です。
地方の結婚式の場合
地方では、3日間にわたって行われる伝統的なスタイルが今も根強く残っています。
- 1日目:新郎新婦とそれぞれの家族のみで儀式
- 2日目:親戚を中心に盛大にパーティー
- 3日目:友達、同僚、近所住民を招待したお披露目パーティー
地方で結婚式を行う場合、会場は自宅で行われることが大半です。
都市部の結婚式の場合
都市部では、1日で完結する式が主流です。式場やホテル、レストランで開催され、親戚・友人・同僚が招かれます。
近年は特に、コンパクトでおしゃれな結婚式を好む若者カップルも増え、ゲスト数を100~200人規模に抑えた「ミニウェディング」スタイルも人気になりつつあります。
ベトナムでの結婚式参加の流れ
招待状をもらう
<ベトナム人の結婚式に参加した際に届いた招待状>
従来は手渡しの招待状が一般的でしたが、最近はZaloやFacebookなどのメッセンジャーアプリを使って、デジタル招待状を送るケースも増えています。
ただし、正式な招待の場合は今も手書きの紙の招待状が主流です。結婚式の1~2週間前に届くのが一般的です。
なお、招待状がない友人を連れて行っても、大抵歓迎されます!
結婚式会場に行く
結婚式当日は招待状を一応持っていきましょう。式場には20〜30分前に着いておくのがマナーとされますが、実際は遅れて来る人も多くいます。
新郎新婦が受付で来賓者を温かく出迎えてくれるので、まずは到着時に記念写真を取りましょう!
披露宴に参加する
披露宴では厳格なマナーや礼儀は求められません。席次も自由な場合が多く、料理が出たらすぐに食べ始めてOKです。
セレモニーでは新郎新婦入場〜ケーキ入刀〜シャンパンタワー〜テーブルを回っての挨拶・記念撮影 といった日本と似た流れがあります。
食事が終わったら帰ってOK!
ベトナムの結婚式では料理を食べ終えたら自由に退出してよいのが通例です。帰る際には新郎新婦にもう一度祝福の言葉をかけてから退席しましょう。
最近では退出時にプチギフト(ちょっとしたお菓子や記念品)を渡すカップルも増えています。
最後の方まで残っていると、酔ったおじさんのカラオケ大会が始まることが多いです。
参加するまでに知っておきたいこと
ご祝儀
2025年現在、ご祝儀の相場は…
- 友人・同僚の場合:70万ドン~100万ドン(約4200~6000円)
- 親族の場合:100万ドン以上
が目安となっています。※都市部では相場が上がりつつあります。
ご祝儀は招待状の封筒に現金を入れて持参するのが一般的です。
服装
ベトナムの結婚式では以下の服装が推奨されます。
- 男性:スーツ+ネクタイ(クールビズスタイルでも可)
- 女性:パーティードレス、アオザイ、フォーマルなワンピース
赤いアオザイは新郎新婦が着ることが多いので避けましょう。 また最近は「セミフォーマル(ワンピース+パンプス程度)」でも歓迎されるケースが増えています。
ただし、ジーパン+Tシャツで来る人もいたりするほど、あまり服装に関しても厳しくないです。
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席の座り方
- 席が指定されている式:受付で案内される
- 席が自由な式:早く来た順に好きな席に座る
この2パターンがあります。受付でしっかり確認しましょう!
結婚式で覚えておきたいベトナム語
新郎新婦にベトナム語で祝福の言葉で言うと相手も嬉しいので、参加する際は事前にいくつかの祝福に関するベトナム語を覚えておきましょう!
- こんにちは:Xin chào(シン チャオ)
初めまして、こんにちはなど様々な意味があります。挨拶する際に使ってみましょう
- 結婚おめでとう:chúc mừng lễ kết hôn(チュック ムン レー ケッホン)
結婚式の際にベトナム人がよく使うフレーズです。
- お幸せに:Chúc mừng hạnh phúc(チュック ムン ハイン フック)
新郎新婦に対してお祝いの気持ちを伝える言葉。
- そろそろ帰ります:Tôi xin phép về trước(トイ シン フェッ ヴェ チュオク)
会場を出る際に新郎新婦に一言伝えてみましょう。
まとめ
ベトナムの結婚式は、日本に比べてずっとカジュアルで自由な雰囲気が特徴です。
細かいマナーよりも「お祝いの気持ちを伝えること」が何より大切。
せっかくの機会、ベトナムの文化を体験しながら、楽しく参加しましょう!
※この記事に記載されている情報は2025年4月時点のものです。内容は予告なしに変更される場合がありますのでご了承ください。