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ホーチミンの薬物使用者数、2万3500人に増加
<2014年、ホーチミンで薬物使用者がリハビリテーションセンターに運ばれる様子( VnExpress / Duy Tran)>
関係者によると、昨年のホーチミンの薬物使用者数は2万3500人で、2017年比7%増だという。
そのうち、50%に当たる1万1800人が医療施設で治療を受けており、1200人が拘留中で、1万500人が逃走中だと労働傷病兵社会局職員は明らかにした。
労働傷病兵社会局のLe Minh Tan局長によると、ベトナム最大都市ホーチミン市には移民を含めて13万人が生活しており、市内全域に麻薬使用者がいるという。
ベトナムではヘロインが一般的に使用されていたが、パーティーなどの若者が集まる場所では、覚醒剤やMDMAのような合成薬の使用が増加している。
Tan氏によるとThanh Nien氏は、リハビリテーションに登録された個人のうち、70%が覚醒剤を使用していると述べていたという。
メディアではバスの駅や路上、橋の上や下、その他公共の場で自身に薬物を注射している人々について頻繁に報道されている。
ホーチミン市警察の麻薬犯罪課副部長のVo Van Trai氏は、バーやホテルを含むプライベートな場所で使用される麻薬について言及し、麻薬使用者の実際の数は「把握しきれていない」と述べた。
ホーチミン市は最近外国人が税関の抜け道をついて持ち込んだとみられる大量の麻薬を押収したと同氏は語った。
5月中旬にホーチミン警察は、台湾人3人と中国人1人を逮捕した際に、ケタミン500キログラムを押収した。
同事件は1トンの覚醒剤を押収してからわずか数週間後に発生した。
ベトナム当局によると毎年約2万件の麻薬関連事件が発生し、約3万人が逮捕されているという。同国には約25万人の薬物中毒者がいると認識されているが、実際の数字ははるかに高いと考えられている。
すぐにやめられるといった薬物に対する誤認識により、麻薬中毒者が増加していると考えられている。
国際的な批判を受けて、ベトナム政府は2013年に強制収容所を地域密着型の自主的な治療法に徐々に移行するための期間を定めた。
しかしながら、法制度の矛盾や麻薬中毒は道徳的に問題があるという社会的認識があるうえ、有能な医師やセラピスト、機器の不足により、今回の移行はスムーズに進んでいない。
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