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ホーチミン環境局:空気質の観測は毎日行うべき
<2019年9月22日の朝、靄で覆われるホーチミンの高層ビル群(写真提供:VnExpress/Thanh Nguyen)>
ホーチミン環境局は現在3日に1度行われている空気質の観測を毎日行うべきだと述べた。
6日、来年の計画発表の場でホーチミン資源環境局は毎日1日3回、空気質を観測すべきだと主張した。
同局は通勤時間の午前7時半〜8時半、交通量が平均的になる午後3時〜4時、トラックが中心部へ進入可能となり人々が外出する午後8時〜9時に空気質のデータを取得すべきだとしている。
また、PM10とPM2.5の観測も毎日行いたいと同局は述べている。
毎日収集するサンプルを分析し、汚染物質(二酸化窒素、二酸化硫黄、一酸化炭素、浮遊粉塵)の濃度、騒音レベル、PM10とPM2.5のレベルをウェブサイトとモバイルアプリで発表するという。
ホーチミンには現在、空気質の観測所が30箇所設置されている。
ホーチミンでは毎年、空気質のデータを収集、分析している。結果を発表するまでに3〜5日を要する。
同局によると、市民と行政側に情報を提供することを目的として、監視頻度を増やし包括的な監視システムを設置するためには2100万ドル(約22億円)の費用がかかるという。ベトナムでは初めての導入となる本サービスは2022年の稼働を目標としている。
ベトナムで最も大きな都市であるホーチミンでは今年、日常的に靄が発生している。
9月以降、ホーチミンの空気質は健康にとても悪いレベルが何日も続いている。
当局は、車両1000万台の排ガス、1000箇所の巨大工場の煙、多くの建設現場の粉塵が都市汚染の主要な3つの理由だと述べている。
2030年までにホーチミンでは空気観測所を主要交差点、住宅地、工業団地に16箇所新たに設置するという。
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