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日本・韓国の入国規制緩和、ベトナム人のツアー予約が増加

2022年10月04日(火)15時14分 公開
日本・韓国の入国規制緩和、ベトナム人のツアー予約が増加

<写真:VN Express>

 

10月から日本と韓国が入国規制の緩和を行ったことを受け、秋冬の旅行シーズンに多くのベトナム人観光客が両国へのツアーを予約している。

 

韓国は9月30日、外国人観光客に対して義務付けていた入国時のPCR検査を廃止すると発表しており、ワクチン接種の有無に関わらず入国時検査の必要がなくなる。

 

旅行者は入国前にWebサイト「Q-code」上で入国情報や健康状態情報を入力し、QRコードを発行しなければならない。

 

日本は秋の観光客誘致のため10月11日から入国者数の上限を撤廃するとともに、自由な個人旅行を認め、短期滞在のビザを免除する方針を明らかにしている。

 

また、現時点で日本政府は中国製を除くWHOが緊急使用を許可したワクチン接種者の入国を認めているが、今後は世界保健機関(WHO)が承認した新型コロナウイルスワクチンの接種証明書も認める予定としている。

 

複数の旅行会社によると、韓国は4月から、日本は秋口から外国人旅行者に対して門戸を開いており、多くのベトナム人旅行者がこの2か国へのツアーを予約している。

 

入国審査が緩和されて渡航がより容易になったことを受け、日本と韓国は多くのベトナム人観光客が訪れることを期待している。

 

現段階で韓国や日本へのツアーを希望するベトナム人旅行者は、主に家族連れか4〜6人の友人グループである。

 

一部の旅行会社の調査によると、日本や韓国のビザ発給手続きは依然として複雑で手続きも多く、手数料も20〜25%高い。そのため、日本や韓国へのツアーは控えめに推移しているという。

 

別の旅行会社Vietravelのマーケティングディレクターであるグエン・グエット・ヴァン・カイン氏は、日本と韓国へのツアーの予約が1500件以上入っていることを明らかにしている。

 

地元報道機関によると、旅行者の人気商品は1人2800万〜3700万ドン(約17万〜22万4000円)の秋のツアーで、予約数は新型コロナウイルス流行前より10〜20%の増加となっている。

 

サイゴンツーリスト・トラベルサービスカンパニーは現時点で中国本土や香港、台湾へのツアーを除き、大半のアウトバウンドツアーを再開した。

 

サイゴンツーリストは年末までアウトバウンドツアー顧客2万人へのサービス提供を目標としており、秋には日本へのツアーが販売される予定である。

 

一方で旅行会社Fiditour - Vietluxtourのコミュニケーションディレクターであるトラン・ティ・バオ・トゥ氏によると、ツアー料金1人あたり2000万~4000万ドン(約12万〜24万円)のハイエンドセグメントでは多くの観光客が年末やテト(旧正月)の休日に韓国や日本へのツアーを希望している。

 

現在、韓国は指定のビザ手続き代行旅行会社数を制限しており、観光客は注意が必要となっている。

 

在ベトナム韓国観光公社によると、今年1〜8月の間に韓国はベトナム人旅行者約8万人を受け入れた。また、8月には3万3000人のベトナム人観光客が日本を訪れ、8ヶ月間のベトナム人渡航者数は16万6000人に達している。

 

ベトナムはここ数ヶ月の間で日本への入国者が多い国・地域で上位となっている。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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