おすすめのプロモーション
タイのコーヒーチェーン「カフェ・アマゾン」、ベトナム展開に苦戦

<写真:VnExpress>
タイのコーヒーチェーン店である「カフェ・アマゾン(Café Amazon)」は2年前にベトナムに進出したが、同業他社との激しい競争と新型コロナウイルスの流行によって計画が阻まれ、店舗展開に苦戦している。
同チェーン店は現時点でホーチミン市と南部の一部地域を中心に15店舗を展開しているが、国内で573店舗を展開する最大の競合であるハイランズ・コーヒー(Highlands Coffee)とは依然として大きな差がある。
カフェ・アマゾンは2022年中に20店舗への拡大を目標としているが、未だに北部にも進出できていない状態となっている。
同チェーンの競合他社はコーヒー・ハウス(The Coffee House)が153店舗、フックロン(Phuc Long)が118店舗と1062のキオスクと小型店舗、チュン・グエン・レジェンド(Trung Nguyen Legend)が95店舗と572のE-Coffee店舗を有する。
カフェ・アマゾンはタイ国内において、2021年半ば時点で3400店舗以上を展開している。
同チェーン・ベトナムのマーケティング・ディレクターであるA-Tathak Srinon氏によると、ベトナムの飲食市場は難しく、現時点では消費習慣を調査しながら新規出店を進めている段階である。
ベトナム事業はタイ国営の石油・ガス会社PTT Public社が60%、小売大手のセントラルグループが40%出資している。
2020年10月に南部のベンチェ省に1号店をオープンし、その後すぐに他の2つの南部地方に出店したが、2021年に新型コロナウイルスが猛威を振るい、飲食業が数カ月間休業しなければならないといった規制が1年間続いた。
同チェーンはタイでガソリンスタンドにカフェを併設することで成功を収めたが、ベトナムのガソリンスタンドはタイよりも小規模で、コーヒーショップを開設するには適しておらず、同様の店舗展開戦略を取ることは困難である。
そのため、同チェーンは他の競合店と差別化するためにメニューに力を入れており、先週にはトムヤムアイスティーといったタイらしい味わいのドリンクを3種類発売した。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。