AIバーチャル・シンガー「アイン」のデビュー、世間の反応は鈍い

2023年04月05日(水)11時28分 公開
AIバーチャル・シンガー「アイン」のデビュー、世間の反応は鈍い

<写真:VnExpress>

 

ベトナム初のAIバーチャルシンガーである「アイン」が登場して2週間ほど経つが、人々の印象には残っておらず、批評家はアインの容姿と歌唱力に原因があるとしている。

 

ファースト・ミュージックビデオ「Lam Sao Noi Thuong Anh(How to Say I Love You)」の再生回数は18万2000回程度で、他のアーティストと比べても低い。

 

Google Trendsのデータでは、デビュー直後の3月14日〜16日に掛けてアインと曲が最も検索されたが、それ以降の数値は90%以上減少した。

 

多くの人はアインが「歌う機械」のように見えると考えており、アインの歌唱法は機械的でシンプルなため、曲が予測可能で当たり障りのないものになっている。

 

音楽家のドゥオン・カム氏によると、アインの外見はあまり人間的ではないため、MVがYouTubeによくあるアニメーション・イラスト入り動画のように見え、声には感情や適切なストレスがない。

 

また、YouTubeのMVのコメント欄には表情や唇、目の動きがずれていることを指摘する声が多く寄せられた。

 

アインの制作者であるBoBo Studioの創設者ボボ・ダン氏は、ソーシャルメディア上のコメントやフィードバックを取り入れてアインの改良に役立てたいとしている。

 

アインは8月にミニアルバム、12月に2つ目のMVをリリースする予定であり、デビュー曲のようなバラードではなく、高い音程でアップビートな曲を披露し、ビジュアルやCGIも自然に見えるように改良される予定である。

 

海外ではバーチャルシンガーがMVを発表するだけではなく、ライブの開催やグッズの販売も行っており、現実のアーティストよりも高額となることも多い。

 

バーチャル・シンガーは日本や中国、韓国をはじめとするアジアの主要なエンターテインメント市場を席巻しており、中には本物のアーティストに匹敵するほどの人気を誇るバーチャル・シンガーも存在する。

 

調査会社iiMediaのレポートによると、中国のバーチャル・アーティスト業界は2020年に35億人民元(約670億6192万円)、2021年に60億人民元(約1149億6330万円)を生み出している。

 

 

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